2009年03月06日
面接ってなんか懐かしいです
面接、懐かしい響きです。なんせもう20年近く前になりますからね。私が求職活動しだしたのが丁度バブルの絶頂期。高卒の私にでも企業や会社は割りと選び放題って感じでした。
商業高校で大半の生徒が就職する事もあるのでしょう。高校3年生にもなると学校の方で面接シュミレーションまでやってくれます。
面接と言っても面接官が先生なんですよね。なんかまるでお芝居をやってるみたいで凄く笑えて仕方なかった記憶があります。
面接のシュミレーションとは言えど、履歴書も用意して行われます。履歴書の内容もテストする為でしょうね。資格の箇所はともかくたくさん埋めろ!と指示もあり「習字3級」とかまで書いてました。
模擬の面接なんで入社目的とかの質問に対してはマニュアル通りに言えていればいいと言う感じでしたけど、趣味の項目になると先生方は妙に突っ込みが激しかったです。
3人ずつで面接するのですが、私は二番目で一番目の人が趣味の音楽鑑賞で「どんな音楽を聞かれますか?」と言う質問に「中森明菜です」と答えていたのが印象的でした。
「え?中森明菜でええの?」私は心の中で突っ込んでいました。もちろん先生方は「あのね、面接してるんだし中森明菜って答えは良くないね。せめてクラッシックとかにしときなさい」と指示されてましたね。
実際には中森明菜を聞いてるその人は本番の面接で「ベートーベンやモーツアルトと聞いています」とか答えたかどうかは分かりませんけど、自分をアピールするのには「嘘も方便」ってことでしょうか。ちなみに私は趣味に読書と書いてました。
私は実際のところ文学小説が当時好きでカミユやサガン、夏目漱石、モンゴメリと幅広く読んでおりました。なので無難に対応出来ましたね。
とうとう面接本番の日がやって来ました。今までの事を思い出し、緊張して面接室へ。希望した中小企業のその会社の面接室には何故かおじいさんが一人座っているだけでした。(後で相談役であった事をしる)
大体の質問内容とかを予想はしていたので凄く無難な答えをしていた私でしたが、趣味の項目の時は想定外でした。「読書」以外に書いた「料理」に質問が来たのです!
「料理ですか!?え、うーん、・・と、と、鳥料理とかですかね!」と変な汗をかきながら答える私。想定外の質問に答えを用意してなかったんですねぇ。「面接失敗かな?」と思いながら帰宅したけど翌日には採用の電話が。その後は19年もその会社にお世話になりました。(笑)