2010年07月29日

この世界にはたっくさんの男と女がいるのに


夫婦になるって、どういうことなんだろう?男と女はたくさんいるのに、どうしてこの組み合わせじゃなきゃいけなかったんだろう?なんか運命を感じない?

好みや価値観が同じ人間って、めったにいない。もともと別々の環境で暮らしてたわけだし、まして男と女だから、考え方や感じ方も違ってるのがあたりまえだよね。

でも、なぜか夫婦として一緒に生活してると、徐々に違うところが気にならなくなる。共通点も増えてくるんだよね。

例えば、家具屋さんに行っていいなと思うテーブルが同じだったり。映画の中の好きなシーンが一緒だったり。出かける時に同じ色の上着を選んでたり。声のトーンやしゃべり方が似てきたりも。



だんだんと、違和感がなくなってくるんだよね。空気のような、とでもいうのかな。そばにいるのがあたりまえみたいな存在になってるんだよ。

夫婦という関係になると、男女は家族になっていく。もともとは他人同士なのに、こんなにもお互い近い存在になっていくんだよね。

でもたまに、「ああ、夫婦なんて所詮、ぜったいにわかりあえない他人同士なんだなぁ」ってつくづく思うことはある。

一晩かけて話し合っても、結局結論が出なくて、しらじらとした空気が流れちゃう時とか。



心は寂しさと空しさでいっぱいになる。まるで、この世にひとりぼっちになってしまったような……誰も自分のことをわかってくれないんだ、という深い孤独感に襲われる。相手もそうじゃないかな。

だけど、たまにはぶつかることも必要。喧嘩して、意見が違うことを確認する作業がないとだめだと思う。その上で、お互いを認め合えたら……これ以上の夫婦関係ってないんじゃない?

夫婦って、やっぱりいちばん理解しあえると思う。だって、もとは他人だから、お互いの良いところも悪いところも、客観的に見られるでしょ。

それにしても、夫婦って、絶対縁で結ばれてるよね。前世で家族だったのかもしれないね。時々すごく似てる夫婦を見ると、「やっぱりそうだ、あの人たち前世で家族だったんだ」なんて勝手に納得してるんだ。
















Posted by 山なしなしよ at 05:36