2010年06月30日
国保の重要性を、どれだけの方が認識しているのでしょうか?
あらゆる保険のうち、国民健康保険法、その他の法令に基づいて運営される、健康保険が「国民健康保険」というものです。
「国保(こくほ)」と略します。国保が必要であるか・必要でないかに関わらず、どれくらいの方が知識を持っているのでしょうか?
「国民健康保険」は、加入者が保険料(税)を出し合い、支えあっています。運営は、市町村が主体となって行なっています。
つまり、「国保」は、加入しておくべきものであり、また、しておかなければならないものだということがわかると思います。
保険料の算出方法を知っていますか?原則としては、前年の収入等です。これによって、翌年の保険料が決定します。
支給を受けられる項目としては、病気によるもの以外に、「鍼、灸、マッサージなどの施術」「海外での医療機関の受診」「出産」「被保険者の死亡時」なども可能です。
しかしながら、一つの原因として、少子高齢化により医療費が増加、結果として、全国的な保険料の高騰を招き滞納者が増えているのです。
各市町村などでも、滞納者を減らすためにいろいろと努力をしているのですが、努力はなかなか実っていないのが現状のようです。
保険料に関して、仮に、失業中のため支払いが難しいという場合は、保険料を支払わなくてもよい「減免制度」を受けられる場合があります。
あまり知られてはいませんが、その他にも保険料が安くなる「減額制度」、支払いを延ばす「徴収猶予」「分割納付」などがあるのです。
自治体単位で運営がされているため、保険料は自治体によって金額が異なるという弊害もあります。国保に関しては、問題点が多いようです。
しかしながら、この制度が私たちを守っている制度であることは疑いようがありません。保険料をしっかり納付して、保険制度を受けられるようにしておきましょう。