2010年05月26日

プロトピック軟膏にもまた副作用の存在が確認されています


完全に治す方法が未だに確立していないのがアレルギー性疾患で、アトピー性皮膚炎もその例に漏れません。それゆえに、非常に様々な治療法が色々な場所から発信されています。

そして、そのアトピーの症状改善のヒントは、特にインターネット上に多く存在しています。治療法検索の一番の近道がインターネットだと言えます。

アトピーは民間療法に近いものから医学的な見地にたっての治療など、症状改善の試みは非常に多岐にわたりますが、例えば塗り薬だけでも一つではありません。

アトピー性皮膚炎の治療に際して、病院にいって処方をされるもっともポピュラーな薬は副腎皮質ホルモン剤、すなわちステロイド剤の外用薬となります。



ステロイドと名のつく薬には結構多くの種類があります。その中でステロイドは強さに応じたランク分けがされており、アトピーの状況や部位によって強弱を選んで医師はステロイドを処方します。

ステロイドは市販の虫さされのくすりに入っている場合もありますが、市販されているようなものでは効果が弱いので、アトピーの症状の改善は難しいでしょう。

アトピーの患部へのステロイドの塗布は対処療法として非常に効果が高いため、重宝されています。しかし、反面その問題点も取り沙汰されています。

もっとも根本的な問題は、ステロイドを使い続けてもアトピーは完治できないということです。また、過度の使用から生ずるリバウンドが問題とされています。



また、アトピーにおけるステロイドの利用は、患部の皮膚に副作用をもたらす危険性があります。色素異常や紫斑など、アトピー以上に外見に影響しかねないものもあります。

副作用やリバウンドの危険から、近年医療施設ではアトピーの治療についてステロイドではなく、プロトピック軟膏を多く処方するようになっています。

プロトピック軟膏は体においてはステロイドほどの吸収が見られないのですが、顔や頸部についてはステロイドよりも安全に効果的に働きます。

しかし、プロトピック軟膏はその大元が免疫抑制剤なので、免疫力を下げる効果がマイナスに働く場合もあります。安全安心なアトピー治療はかくも難しいものです。
















Posted by 山なしなしよ at 05:09