2010年03月16日
猫は排泄行為をした後、排泄物に砂をかけることで知られています
猫は排泄行為をすると、その後その排泄物を覆うために砂をかけます。これは、獲物とする動物に、その匂いによって存在を知られないようにするためです。
さらに、排泄の後、猫は自分の尻を舐めるということもします。これも同じように、自分の匂いを消して、存在を分からなくするという行為なのです。
もっとも、それとは逆に、猫は自らの排泄物をあえてそのまま残すという場合もあります。これには、その匂いによって、自己を主張し、縄張り意識を高めるという、いわゆるマーキング行為のような意味合いがあるのです。
けれどもまた、その反対に、序列の上の猫に対しては相手を刺激するようなことは避けなければなりません。そこで、その排泄物の匂いを消して、自分の存在も控えめなままにしておくのです。
そしてまた、猫のきれい好きは一般によく知られています。ですから、家のトイレが汚なかったりすると、それを嫌って、別のところで排泄行為をしてしまったりします。
今言ったように、家のトイレが不潔な時、猫はそれを使わないようになってしまいます。ですから、それを清潔に保つため、排泄用の猫砂などは常に取り替えておく必要があります。
また、猫にとってはその場所が寒かったり、あるいは何かの匂いや音などがしていたりすると、そこを利用しなくなる場合が多いのです。さらには、よく人が行き来したり、人目に触れたりするような場所も、避けてしまいがちです。
そして、猫の排泄用の砂としては、様々な種類のものが出ています。けれども、ほぼそのどれもが十分な消臭効果があり、その固まり具合もよく、使いやすいものとなっています。
そのひとつに木の砂があります。そして、これは可燃ごみとして扱うことができ、また軽いということでも大変使いやすいものです。ただし固まりがあまりよくないものが多く、高価な場合があると言うのが難点です。
次に好物系の砂が挙げられます。これは固まりがよくとても扱いやすいものです。けれども、その重量が重く、またゴミとしても不燃ごみに分類されてしまうので、そこが不便なところです。
さらに、紙の砂はトイレに簡単に流しますし、可燃ごみとして出せることも便利ですし、軽いという点でも扱いやすいものです。けれども、そのせいで排泄物の匂いも散って、広がってしまうという難点があります。
さらには、おからの砂などもあります。これはもし猫が口にしてしまっても、無害であるということは良いのですが、やはりおからの匂いがそのあたりに漂ってしまいますので、人によっては好き嫌いがあるようです。