2009年02月06日
インスタントラーメンが誕生して50年が経ちます
即席麺といわれるインスタントラーメンも、誕生してもう50年。今ではたかがインスタントラーメンとは言えないような、こだわりの味を提供するようになりました。
今やラーメンは世界に代表する日本料理と言ってもいいでしょう。本場中国でも、今では日本のラーメン店が開店するなど、国民食の域を出ています。
また、インスタントラーメンは、お湯をかけるだけ、少し煮込むだけといったシンプルな調理法で、世界中で生産され消費されています。
そのため、ラーメンとは、日本人以外の人にとってみるとインスタントラーメンをさすことが多いのです。隣国の韓国では、ラーメンを注文するとインスタントラーメンを使った料理が出てくるのです。
中華文化圏では生麺にこだわり、スープは二の次でした。そのため、スープも食す日本式ラーメンは新鮮に映り、注目されています。
夜鳴きそば屋の流れを引き継いだ日本の屋台のラーメンは、なにより味の個性が大事。人気屋台は市民に知れ渡り、ついに固定店を出すまでになることも多かったようです。
様々なスープと麺、その好みはご当地によっても、大きな違いが見られます。今や観光地にはその土地独特のラーメンがある、と言ってもいいでしょう。
各地の人々の好みで出来上がったご当地ラーメンは、チルド麺やインスタントラーメンとなって我々の前に登場することも増えました。
そしてベトナムのフォーやタイのトムヤムクン味も楽しめるようになったインスタントラーメンは、日本のご当地ラーメンだけでなく世界の味も楽しめるようになりました。
汁麺や炒めた麺が食文化としてあったアジア諸国では、日本生まれのインスタントラーメンは親しみやすく、またその土地の味に馴染みやすかったのでしょう。
これまではインスタントラーメンといえば身体に悪い、という印象でしたが、最近では味だけでなく健康面に注力したメタボ対策のこんにゃく麺や、トクホ指定のサイリウム麺なども登場しています。
今では、それら専門店と提携したインスタントラーメンも登場し、私たちの好奇心をくすぐっていますよね。家にいながらにしてご当地ラーメン巡りを楽むなんて、なかなかオツですよ!