2010年03月14日
フランス料理は、ババロア、スフレなどをスイーツといいます
スイーツとは、ふつう主食の後に出す果物、菓子、アイスクリームなどのことをいいます。
お菓子のうち、ケーキやプリンなどといった甘いものを一般的に広くさしていうのが「スイーツ」という言葉です。
イギリス英語である「sweet」を語源とするカタカナ英語で、甘いデザート・お菓子を意味する言葉が「スイーツ」なのです。
最初わが国では「大人が味わって食べるお菓子」という意味で、子供のお菓子と区別してスイーツという言葉が使われ、有名店のパティシエが作る高級洋菓子などを意味する言葉でした。
しかし、国内の菓子メーカーの多くが、3年くらい前のスイーツ・ブームのときに「スイーツ」に参入してきて、このとき「スイーツ」という言葉が広く一般に普及しました。
お手軽スイーツとか、和風スイーツなどというような使われかたで、「スイーツ」は甘いお菓子全般をさす言葉になったのです。
話は変わりますが、アメリカ、カナダ、オーストラリアなどでは「デザート」という表現がわが国の「スイーツ」の意味で使われています。
これに対してイギリスやイギリス連邦の諸国では「スイーツ」といった言葉が広く一般的に使われるようです。
「スイーツ」という言葉には、いくぶん「下層階級や労働者階級が食べるお菓子」という意味が加味されることがイギリスでは多いようです。
スイーツと言えば、普通わが国ではケーキとかアイスクリームと言うのが定番で、多くのひとが思い浮かべるものです。
ただし、菓子職人が作る菓子のみがスイーツと呼べるというのがフランス料理で、普通これらは「スイーツ」からは外れることになります。
この両者はまったく別物とされていて、スフレ、プディング、ババロアなどの「料理人が作る菓子」だけをフランス料理ではスイーツというのです。
おもてなし料理として、スイーツもデザートとして使われますね。