2009年02月04日
学校を選ぶ際の重要な条件になると思われます
受験は子どもにとって人生における最初の大きな岐路です。どんな学校を選ぶかによってその後の人生の方向性が決まるとあれば、親としても真剣にならざるをえません。そのため近年では中学受験対策が注目を浴びています。
中学受験人気の過熱により、有名な中高一貫校を擁する区域では、公立中学が定員に満たない現象も生まれているほどです。それでは、中高一貫校のメリットとは一体どのようなものがあるのでしょうか?
中高一貫校の魅力あるメリットのひとつとして挙げられることは、高校入試に煩わされずにはエスカレーター式に高校卒業まで過ごせるということです。これだけでも、難関の中学受験をクリアする価値があるというものです。
中学受験が加熱しているのは、やはり中高一貫校のメリットが測り知れないほど大きいということに他なりません。そうでなければ、多くの精神的、時間的、経済的な代償を払ってまで、中学受験にチャレンジする必要性がありませんよね。
また、進路や環境が似た子どもが集まることで、難関大学受験に対する迷いや不安が生じにくくなります。子どもに限らず人間というのは、常に迷ったり不安になったりしやすいものですが、そういったとき励ましてくれる友人の存在は何よりもありがたいものです。
親が有名中学に求めるのは、難関大学合格への高い可能性だけではないんですね。これまで多くの優秀な人材を輩出してきた伝統校ならではの、高い人間育成能力にも大いに期待しているはずです。
中高一貫教育がメリットばかりでないのも事実です。中学受験のメリットとデメリットの両方を充分検討した上で、受験に臨むのがいいのではないでしょうか。デメリットを認識しているのといないのとでは、心構えがおのずと違ってくるはずです。
では、中学受験のデメリットとして考えられるのはどのようなことでしょうか。親にとってのデメリットは「金銭的な負担」これにつきますね。進学塾に通わせる必要が生じるでしょうから、その費用だけでも月に数万円以上の出費は覚悟しなければなりません。
受験に徹する余り、家族のコミュニケーションやレジャーがなくなってしまうというデメリットも有り得ます。私の知り合いにも、以前はバーベキューや旅行、スキーやキャンプなどと仲良く出かけていたのに、中学受験に臨んでからというもの一緒に出かけることすらなくなったご家族があります。
デメリットも多いことを知った上で、それでも中学受験をする道を選んだなら、まず最初に取り組むことは子どもに最適な学校選びです。受験に関する各種情報のリサーチや、目標中学への合格率の高い塾を探すことなどは、親の役目になりますね。
学校選びの際に重要なことは、校風が子どもの性格に合っているかということです。少なくても6年間を過ごす学び舎なのですから、子どもの気質にあっていなければ楽しい学校生活が送れませんね。
しかし、大きな代償を払ってでも、難関大学に現役合格する確立が格段にアップするのであれば、おそらく今後も「中学受験熱」はさらに加熱することが予想できますね。一生を左右する大切な選択ですから、子どもと充分話し合って、一番良い方向を見つけてあげたいものです。