2009年01月25日

作業療法士という名前を聞いたのは、子供に発達障害が・・・


自分の子供に発達障害があることがわかって、病院で「これから作業療法士さんからリハビリを受けて下さいね。」と言われた時、初めは作業療法士って何のことだかわからなかったんです。

なぜなら、作業療法士は理学療法士に比べて地味な存在なのか、小説やドラマで取り上げられることが少なく、作業療法士という名前すら知らなかったからです。

しかし、子供が受けるリハビリについて作業療法士さんから説明を受け、本格的に作業療法士さんからリハビリを受けるようになると、作業療法士の仕事について少しずつ知識が増えていきました。

理学療法士と作業療法士の共通点は両者ともリハビリを行うことです。理学療法士は歩く力を取り戻したり、手を動かせるようにしたりと、病気やその他の理由で動作能力の落ちている人たちを対象にしています。



作業療法士の訓練の相手は大人は稀。そのほとんどが発達障害のある子供たちです。生まれつきの障害のせいでうまく社会生活に対応できない子たちに、応用的行動が取れるようリハビリを行うのです。

理学療法を行う部屋は、歩行訓練など行いやすいような大掛かりな器具が用意されていますが、作業療法を行う部屋はリハビリをするような部屋には見えません。

作業療法は遊びを通して行うことが多いです。だから作業療法士は多くのおもちゃを用意しています。部屋の真ん中にはボールプール。隅には柔らかい素材で作られた大きな積み木が置かれています。

大きなおもちゃを利用する時は運動機能の発達を促すため、音が出る小さくて楽しそうなおもちゃは細かい作業ができるようにするため、作業療法士は利用しています。



自分の意志を伝える力はあるのに、言葉が話せない。そのような子には、手の動きで自分の意志を伝える方法を作業療法士は教えます。

発達障害を持つ子供たち、しかも言うことを聞かない就学前の子供たちを作業療法士は訓練する機会が多いです。

作業療法士になろうと思うなら、子供を好きになれるよう努力すべきです。

発達障害のある人に理解を示せない人も、作業療法士になるのは諦めた方がいいかなと思います。


























Posted by 山なしなしよ at 12:53