2008年12月24日

国民健康保険は税を出し合い、加入者同士が支えあう仕組みです


私たちの健康と、より関係が密接なのが「国民健康保険」です。国民健康保険法、その他の法令に基づいて運営される、健康保険です。

「国保(こくほ)」と略して呼びます。国保がいかに重要であるか、そして、その内容をしっかりと理解している人はどれくらいいるのでしょうか?

市町村が「国民健康保険」の運営を行っています。居住地の加入者が税金を出し合い、相互に助け合う制度になっています。

つまり、理論的には、ほとんど全ての国民が健康保険に加入していなければならないことになります。



保険料が、前年の収入等で決まっていることは広く知られています。つまり、所得の増減が、保険料の増減に大きく左右されます。

「鍼、灸、マッサージなどの施術」「海外での医療機関の受診」「出産」「被保険者の死亡時」なども支給されることは意外に知られていません。

しかしながら、残念なことに、近年の少子高齢化で医療費が膨らみ、保険料が全国的に高騰しています。そのため、滞納者が増えているのが現状です。

各自治体でも、これ以上、滞納者がふえないように、策を講じているのですが、減る傾向には、今のところないようです。



保険料の納付に関して、失業などで、納付が難しい場合は、保険料を支払わなくてもよい「減免制度」という救済措置があります。

多少なら支払うことができる場合は、保険料が安くなる「減額制度」、支払いを延ばす「徴収猶予」「分割納付」などが救済措置としてあります。

実は、自治体ごとで運営をしているため弊害もあります。たとえば、保険料は自治体によって金額が異なります。その他、まだまだ、問題が山積みです。

しかしながら、この制度が私たちを守っている制度であることは疑いようがありません。保険料をしっかり納付して、保険制度を受けられるようにしておきましょう。


























Posted by 山なしなしよ at 12:16