2010年02月04日
離婚がめずらしくないとは言え、一時の感情に任せて
今やわが国では、2分に1組の割合で離婚が発生しているのが現状です。昨年度においては、何と26万組近くの夫婦が離婚をしたそうです。
こうして数字で目のあたりにすると、今や離婚は決してめずらしいことではなく、ありがちで聞き慣れた事象だといえますね。
しかし、後のことを考えない安易な離婚は考えものです。離婚することが目標なのではなく、本来の目標は離婚後の人生の幸福にあるのです。
現在、離婚の危機にある人も、なんとなく離婚を望んでいるだけという人も、ここで改めて離婚についてじっくりと考えてみましょう。
この数年、離婚理由の1位は「性格の不一致・価値観の相違」です。定義が難しい理由ですが、婚姻生活を継続しがたいとみなされれば、離婚理由として認められるそうです。
やむにやまれず「離婚」を選択するわけですから、できるだけ前向きで、そして建設的な離婚をめざすのが理想ですね。
離婚の仕方にも種類があるのをご存知ですか?それは、協議離婚、調停離婚、審判離婚、裁判離婚の4種類です。
おいそれと簡単に成立しないのが離婚です。かなりの時間と費用と労力、そして精神疲労がともなう覚悟が必要です。
当事者同士の話し合いと、簡素な手続きで離婚が成立するのが協議離婚。できれば、この協議離婚で解決するのが理想的。でも、こじれることもありますよね。その場合は、調停、審判、裁判離婚などの方法を選択する必要も出てきます。
最近の離婚の傾向のひとつに熟年離婚の増加があります。昨年こそ前年比で減少したものの、今後はさらに熟年離婚の増加が予想されます。
中でも最近特に目立つのが、子どもの独り立ちや、夫の定年などを契機に、妻から離婚を請求するケースです。
多くのエネルギーを要する離婚。ストレスも相当なものですし、何かしらの犠牲もはらうことでしょう。だからこそ、離婚後の第二の人生は幸福であるよう努めたいものですね。