2010年02月02日
自活出来るだけのやりくりが出来れば、一人前と言えるでしょう
親の保護下の学生時代を過ぎて、そろそろ自立をと思うのならば就職することが先決。就職をして賃金を得、税金を払う、という経済的な自立あってこそ、一人前の大人の第一歩と言えるかもしれません。
就職、とは読んで字のごとく,職に就くことです。ただ、給与を得るならばバイトやパートという道もありますが、安定した収入を得て、社会的にも地位が必要ならば就職するのが一番です。
その就職活動は大きく分けると、学生が卒業する新卒時と、卒業後(既卒)とに分かれると言えます。
新卒採用へ向けての就職活動は、大学生だったら3年次に活動を始める人が多いのではないでしょうか。4年生の前半には内々定を受けるような話をもらい、その後は安心して卒業論文の作成や実験研究などに打ち込んでいけると思います。
約20年ほど前に起きた空前のバブル期には、就職活動に関しても売り手市場となりました。中には、入社希望する学生を会社説明解禁日に研修と称した拘束旅行に連れ出す企業もあったほどです。
他には、あまりに長く段階を踏むことの多い就職活動にうんざりしたり、自分を見つめる旅に出る、などといって職に就くこともなく、無事に卒業しても就職浪人と化す学生も多くなってきました。
また、「世間的にも安定している」「休みもきちんと取れる」「先の見えないサービス残業もない」…などという理由で、不況のときだけでなく、買い手市場でも売り手市場でも人気のあるのが公務員。この公務員に就職するのはどうしたら良いでしょうか。
その人気のある公務員には大きく分けて国家公務員と地方公務員があります。どちらも公開の競争試験でふるいにかけられるのですが、その試験に受かったとしても、そのまま就職へ、ということではなく、その職に定められた定員に欠員が出た分、補充する形をとっていることが多いようです。
人気の公務員になるための競争試験には、第一次の筆記試験がなにより重要。筆記試験に向けての勉強を始めることこそ、公務員への就職活動の第一歩と言えるでしょう。また、なりたい公務員の職種によっては、試験が進むたびに専門的な知識を要する場合もあるようです。
幼い頃の「大きくなったらナニになる?」という問いの答えそのまま、就職できたと言う人はなかなかいないのではないでしょうか。
でも「本当の自分はこうじゃない」とか「やりたいことが具体的に分からない」などの、不安定な意識の中の自分探し的考えで、就職しない道を進んでいるならば、もしかしたらこれは自分の可能性をつぶしているだけと言えるかもしれませんよ。
とりあえず何か気づくことを期待して、就職してみても良いのではないでしょうか。やっぱり夢を追いたいと思った人は、その道への力が貯まったでしょうし、意外に合っている?!と感じた人は、自分の未知の力に気づいたのでしょう。そういう視点から、就職について考えてもイイと思います。