2010年01月26日
なかなか起きられなかったりということも生じてきます
うつにかかった時、表れてくる症状としては焦りや不安の高まり、理由のない悲しみ、などといったものが挙げられます。そして、そうした沈んだ気分がそのまま長く続いてしまうのです。
うつになると何事もやる気がなくなります。(着替え、洗顔、食事など日常の一切)また、眠っても、すぐ目覚めてしまったり、逆に、なかなか起きられず、昼近くまで寝ていたりといったことも起こります。
体の慢性的な不調としては、例えば頭痛、肩こり、胃痛等といったものがうつによく見られる症状です。さらにそれに加え、目の疲れ、耳鳴り、めまいなどが生じてくる場合もあります。
うつになると、物事の段取りがうまくいってきなくなったり、体がよく動かなくなったり、口をきくのが億劫になったりといった日常的な行動で支障が出てくることがあります。さらには計算が遅くなったり、物覚えが悪くなったりといったことが生じてくることもあります。
そして、うつではこうしたことが原因となって、さらに自責の念や、周囲に対しての申し訳なさなどといった感情も生まれてきます。そして、それがもっとひどくなると自傷行為や、さらには自殺へと進んでしまう場合もあります。
そしてまた、几帳面だったり、生真面目だったり、完璧主義的なところがあるような人、そうした人はうつにかかりやすいと言えるようです。
さらにはまた、優柔不断だったり、責任感が強かったりして、そのためになかなか人に対して断るということができない人がうつにかかりやすいと言えるのではないでしょうか。
そして、例えば、肉親の死、出産、火事などで大切なものを失うこと、職場や学校での人間関係の変化、失恋、大病、事故やけが、破産、リストラなどといったものがうつの状態に陥りやすい環境的なきっかけと言えます。
たとえば、結婚、出産、昇進などといったおめでたいことがあります。けれども、それが重荷になったり、それに順応できなかったりするときは、うつの原因となってしまうのです。
そして、精神が弱って、気持ちが萎えていたりするうつ状態のときには、はっきりとした決断や選択を避け、自分を追い詰めないようにする必要があります。
また、うつの状態を脱しようとして、例えば、転居や、転職、離婚などといったことで、状況や環境を変化させることもよくない場合が多いのです。
けれども、そうした状況や環境の変化も、もしうつが本当に回復していないとしたら、単なる目先の変化というだけに止まってしまいます。結局、その場合、苦し紛れの逃げ道にしかならず、すぐにまた元の状態に戻ってしまうからです。