2010年01月16日
猫を飼うと困ることもでてきます。そのひとつが爪とぎがあります
家で猫を飼いたいと思ったとき、困ることのひとつに猫の爪とぎがあるでしょう。猫のする爪とぎによって、家の中がボロボロに傷つけられてしまうことは少なからずあります。
けれども、猫の基本的な習性である、この爪とぎを禁止させることはできません。ですから、それからの被害をいかに少なくするかということを考えていかなければならないのです。
そうしたことのひとつの解決策として、猫に専用の爪とぎ器を与えてやるというものがあります。これには段ボールや、麻布などでできた市販のものがありますので、それを利用するとよいでしょう。
けれども、猫がそれを使ってくれないような場合も出てきます。その時には、猫の好みに合わせて、その設置場所や、高さなどを変えてみることも必要です。
それを置いておくところとしては、いつも猫が主に通っているような目立った場所が適当です。そこは猫にとって、自分の存在感を示せるマーキング的な意味を持つような場所だからです。
とはいっても、猫の好みは色々なので、爪とぎ器を設置する場所も、それに応じて変えていく必要があります。例えば上体を起こしてそれをしたがるタイプと、水平な姿勢で地面を掻くようにそれをしたがるタイプとではまた違ってくるのです。
そしてさらに、猫がその爪とぎ器をより使いたがるようにすることが肝心です。猫の好きな匂いにマタタビがあるのですか、たとえばそれをそこに振りかけたり、染み込ませたりしておくと良いでしょう。
それから、二つ目の対策としては、あらかじめ猫に傷つけられそうな家の中の部分を覆ってしまうというのがよいでしょう。それには例えばすべすべとしたもの、プラスチック板や、アルミホイール、それから滑らかな布などを利用するとよいでしょう。
また、よく言われていることに猫は酢の匂いや、柑橘系の匂いを嫌うということがあります。そこで三番目の対策として、そうした匂いを家の傷つけられたくない場所に前もって吹きつけたり、塗りつけたりしておくというのがよいでしょう。
そして四番目としては、猫の爪をこまめに注意して、切っておくということがあげられます。さらには、その足を靴下のようなもので覆ってしまうというやり方もあります。
さらには五番目としては、猫に対して爪とぎをする場所を躾ていくということです。これには大きな声を立てたり、音を出したりして、あるいは水鉄砲のようなもので猫を驚かしてみるのも効果があります。
猫の爪とぎの対策としては以上のものが考えられます。とはいえ、猫にとって爪とぎは決して禁じることのできない不可欠な、習性です。ですから、そのことを頭に入れた上で、これらのことにも対処していく必要があるのです。