2009年12月07日
部屋の中央にはなんと!天蓋付きのベッドがありました
エステを初めて経験しました。それも、仕事でです。先日、取引先の編集部から、エステ体験の取材依頼があったのです。
私はライターです。幅広いジャンルの記事を書かせていただいていますが、今まで美容のジャンルだけはなぜか書いたことがありませんでした。もちろん、エステの取材なんて、一度も経験ありません。
「私、実はエステ行ったことないんです。そんなのでもいいんでしょうか?」私はあわてて担当者にたずねました。「ええ、大丈夫です。主婦ライターが、主婦向けのエステを体験レポートするという企画なんで、別に今まで経験なくても問題ないですよ」。それならいいか、とお受けしました。
でも、エステ取材の朝、私はとんでもない緊張に襲われていました。頭痛はするし、お腹は痛いし、食事も喉を通らない。わぁ、どうしよう、引き受けるんじゃなかった!
私ってこんなに肝っ玉の小さな人間だったっけ?たかがエステぐらいで。と自分のことが情けなくなりました。でも、未知の経験には、いくつになっても不安がつきもの。
フェイシャルエステの体験もあるということだがメイクはした方がいいのか、しない方がいいのか?服は何色がいいのか、どうせ脱ぐから何色でもいいのか?出かける直前まで、あれこれと悩みながら、落ち着かなく過ごしました。
エステサロンの最寄りの駅でカメラマンと合流しました。めざす目的地は、駅前の高級住宅街の中にあるのです。
きつめの化粧をした高飛車な態度のエステティシャンが出てくる気がしていたので、勝手に身構えていたら、迎えてくださったのは、とっても清楚で上品な感じのマダムと助手の方でした。おふたりとも、優しくニッコリ笑ってくださいました。
マダムの自宅を改装してエステサロンとしてオープンしたということで、アットホームな雰囲気もあるが、調度品や内装はさすがに高級そうなものばかり。どれも洗練されていて、落ち着いた印象です。
案内されたエステルームは個室でした。そして、中央にはなんと天蓋付きのベッドが!「すご〜い!お姫様みたい!」私のテンションは一気に上がりました。
リネン類は清潔で肌触りも抜群。室内には、アロマの芳香が漂っていて、癒されます。私はとってもリラックスした気分でエステティシャンが傍らに立つベッドに横たわりました。
想像以上の心地良さに、取材中だということも忘れて、思わずうっとりと眠り込んでしまいました。目を覚ました私は顔面蒼白に。「ヤバイ!これじゃエステ体験の記事が書けない!」