2009年12月04日

男と女はたくさんいるのに、なんか運命を感じない?


夫婦って、不思議だと思わない?だって、見知らぬ者同士がふと知り合って、つきあうようになって、あげくは、同じ家に暮らすようになるんだから。

もともとは他人だった二人だから、好みや価値観も違うよね。だって、暮らしてきた環境が違うんだから、当然だ。好きな色、音楽、本、食べ物……全部違っててもおかしくない。

でも、なぜか夫婦として一緒に生活してると、徐々に違うところが気にならなくなる。共通点も増えてくるんだよね。

昼ごはんにお互い外食したメニューが同じだったり。読みたいと思って買ってきた本が同じだったり。美術展に行って、いちばんいいと思う絵が同じだったり。そういうことが増えてくる。



最初は気を遣ってたり遠慮してたりしてたのが、だんだん、自然体で過ごせるようになる。それどころか、誰よりも自分の本当の姿を見せられる相手になってくるんだよね。

夫婦になると、男女の関係は、他人から恋人へ、そして家族へと変化していく。もっともっと近い存在になっていくんだよね。

でも、「やっぱり夫婦って他人だな」って思う瞬間もある。所詮は他人だから、どうしたってわかりあえないんだと。

一生懸命に話してるのにどうしたって理解してもらえなくて、イライラしちゃう時もある。



本当にさびしくなる。まるで私はこの世にひとりぽっち……一番に私をわかってくれていると思っていた彼が私をわかってくれていなかった、そして私も彼のことをわかってあげられていなかったって。

でもきっと、無理に分かり合う必要はないんだろう。違うところもある、それを認め合うことが大切なんだろう。ぶつかった後は、もっともっと絆が深められる。そこが夫婦の良いとこだよね。

相手のことを客観的に見られる。それって、もとは他人だからだよね。夫婦って、やっぱりお互いをいちばん理解しあえるのかも。

私、思うんだけど。夫婦って、前世でもつながりがあったのかもしれないよ。だって、なんとなく似てる夫婦って多くない?中身が似てくるから、外見も似て見えるのかな。前世で家族だった、なんておもしろいね。
















Posted by 山なしなしよ at 17:49