2009年11月07日

寂しいあまりに「孤独」を自分で演出してみたり


人は一人で生まれてきて、一人で死んで行くのです。そんな言葉がありますよね。真っ暗の中から光の中に飛び出して来て、そしてまた真っ暗な中へ消えて行く。

部屋に一人でいると、「なんて孤独なの・・」と思ってしまったり、ちょっと意見が通らないだけで「誰も私を理解してくれない」なんて我侭や理屈を言ってみたりしてね。世界人口60億を超えてるのに、人間関係なんて結局希薄なんじゃん!と思ったりしたものです。

友達が多いからとかって自慢する人を見るとビックリします。だって本当に友達だったらそんなにたくさん持てないと思うからです。友達を知人を履き違えて無い?ってそういう人には聞きたくなります。

私には数こそは少ないけれど本当に「友達」と確信して呼べる友がおります。それはもう20年以上のお付き合いになるのかな?中学時代からの友達になります。



クラス替えなんかがあるとどうしても新しい友達と遊んでしまうので、そうやって交流が無くなって行くうちにどんどん疎遠になってしまい、結局その友達とはそれっきりになってしまうってケースになるんですよね。

でも不思議なんですけど、その親友と呼べる友達とはクラス替え後も休み時間とかはお互いの教室を行き来し合って交流は途絶えませんでした。そのうちに友達の輪は広がって、私は楽しい学生時代を送る事が出来ました。友達とは進む道が違ったけれど、お互い励ましあって良い刺激になったと思います。

そんな学生時代も終わり、私の転機が訪れました。それは社会人になると言う事です。会社に就職し、全く新しい種類の人間関係と言うものを受け入れて行かないとイケマセン。本当にいろんな年齢の方がいるので人間関係の難しさを痛感しましたね。

会社ではもうそれこそたくさんの方々と出会いました。何百とあるお客さんとの出会い、その中でトンでもない事を言い出すお客さんなんて大変でした。でもそんなお客さんでもなんとか説得出来たり、こちらの融通を通して貰えたりするととても充実した気分になれましたね。人間同士、話せば分かり合える!とこれまた勉強にもなりました。



失敗や自分のミスのせいでまわりに迷惑を掛けたり上司に叱られたりと、自己嫌悪に陥る時もありました。でもそんな時もまわりの皆が「ダイジョブ、頑張って!」と言ってくれるだけで不思議と勇気とチカラが出て来ました。人から貰う親切、コレほど心に染みるものはありませんよね。

たくさんの出会いの中で人間関係が広がり、自分自身が変わって行き、「人との繋がりはとても大事なもの」と思えるようになって来ました。支えあい励ましあって生きて行く、人間関係ってそういうものだと思います。

自分がして貰って有難いなと思った事や、反対にされて不愉快な思いをした事、人間関係を通してしてはイケナイ事、してあげた方が良い事、いろいろ学んだように思います。

人間関係ってその深さにもよりますが、とても面倒な時もありますよね。面倒だからと言って全てを排除して生きて行く事は出来ません。そこから何かを学び、それはまた誰かに与える事が出来るならそんな素敵な事は無いですよね。大切な人間関係、これからも大事に築いて行きたいですよね。
















Posted by 山なしなしよ at 21:26