2009年10月22日
顔のみならず全身のマッサージやトリートメントにまで及ぶように
日本語のエステの原語はフランス語で美学、全身美容を意味するエステティックでありますが、日本でも痩身、脱毛、美顔といった全身美容術を指し、語源に忠実な言葉といえるものです。
女性が美を追求することはいつの時代も変わらず、エステの発端は明治時代の美顔術までさかのぼり、現在でもフェイシャルケアとして親しまれています。
現在頭から足の先まで好きな部分にトリートメントを施してくれるエステですが、これは1970年代国民所得にゆとりが出てきたことに伴い徐々に発展してきた成果なのです。
ストレスの多い現代社会において、エステに求められるものも日々変化してきており、最近では疲労を回復するためのリラクゼーションが大変人気を集めております。
トリートメント一つ取り上げてみても、美容や疲労回復の目的によっては同じものを使うことはまれではなく、エステとリラクゼーションのトリートメントに境界線を引くことはできません。
自分が受けたいトリートメントはエステかリラクゼーションかという目的ははっきりさせておく必要があるというのは、どちらつかずで受けてはどちらの効果も上がらない恐れがあるからです。
エステティシャンによって、希望していたサービスはおろか体調が不具合になるような結果をもたらすことも少なくないエステは、華やかな宣伝広告が見られる裏で解決すべき問題は多く残されている状態です。
サロンの倒産により、受けず仕舞いのエステ・サービスに対するクレジットの借金だけが残るという、実に道理にかなわない結果をもたらす被害も多々あります。
受けてみないとわからないエステの効果を納得してから続けてもらおうと、クーリングオフという一定期間申し込み撤回や契約解除ができる制度が採用されました。
エステを受ける際具体的にどこをどうしたいか明確にすることは、自分としっかり向かい合わねばならず難しいことかもしれませんが、これは大変重要なことです。
高額の費用を払って受けるエステですから、エステティシャンと相談して目的を絞ることによって、適切な技法を紹介してもらい効果を期待したいものです。
エステで自分の体に抱く劣等感を克服して精神的にも楽になるのであれば、お金をかける価値があるというものではないでしょうか。