2009年10月18日
寿退社する人も少なくなってきたように思います
昔は、結婚をしたら、仕事を辞めるのが当たり前のように考えられていましたが、今は、結婚をしても、そんなこと気にせず、仕事を続ける女性が増えています。
しかし、妊娠、出産というイベントを迎えると、働き続けるのが大変だと感じ、退職をする女性もいます。
子供がいれば教育費もかかるし、自分の洋服だって欲しい、そして、いずれはマイホームをと思い、子育てに一段落がつくと、女性たちは、再就職をしようと考えるわけです。
女性たちは、パートの仕事を見つけ出そうとします。
本当はパートなんて嫌だけど、今の時点ではフルタイムで働くなんて無理だと考え、パートの仕事を見つけようとします。
「時給700円のパートは安過ぎるし、時給800円のパートなんてなかなかない。時給750円のパートなら、妥協できる。」みたいな具合で、少しでも割のいいパートを探すのです。
でも、何故、彼女たちはパートの仕事を探すのでしょう。正社員で働く方が、パートなんかで働くよりも利益になることが、たくさんあります。それなのに、子供のいる女性はパートで働くことしか考えないのです。
と言うよりも、パートじゃないと働けないのが、今の日本の実情です。子どもを持つ女性は、子供の病気、授業参観等で、仕事を休む機会が多くあります。正社員として働いていたら、仕事を休むのは大変です。けれどもパートなら気軽に休めるし、パートなら、子供が学校へ行っている時間を選んで、働くことができるのです。
でも、このパートならっていう考えは、社会の中で、パート労働者の位を下げるだけでなく、パートとして働いている女性たちを卑下する考えに思えます。
パートで働いている多くの人たちは、正社員と同じ仕事をしています。それなのに、正社員に比べて、はるかにお給料が低く、「パートのくせに」とバカにされているのです。
けれども、もしパートで働く女性たちが皆仕事を辞めてしまったら、どうなると思いますか?コンビニやスーパー、ファミレス、居酒屋、ビルやショッピングセンターのお掃除をしているおばちゃんたち、パートで働いている女性たちは、たくさんいます。パートの女性たちは、バカにされても、へこたれないで、パートタイマーという勤めを果たしているんです。
パートでも、その仕事に誇りを持って一生懸命働いている彼女たちのために、パートでも正社員と同じ仕事をこなしている彼女たちのために、パートタイマーの待遇が改善され、パート勤めでも正社員同等の賃金が貰えるように、パートだからとバカにされることがないように、企業の意識が変わらなければなりません。