2009年10月13日
地震予知が不十分ですが、水を常備されていない方が多いようです
地震は常に忘れたころに突然に襲ってくるといえますから、水についての対策を考えて実行することが必要なのです。
まだ現代の技術では、地震を正確に予知することはきわめて困難ですから、水を常備しておけと言われても、一般にはなかなか心の準備ができずピンとこないかもしれません。
したがって多くの場合には、人は地震が起きてから慌てふためいてしまい、たちまち水がないことに困惑してしまいます。
では、いざ地震に遭遇したときに備えて私たちは、どんなふうに水の確保・準備を考えて実行したらいいのでしょうか。
それは、上水道が出なくなったときのことを考えて、普段から水をペットボトルで常備しておくということなのです。
火事にならないようにしたり家屋が倒れないようにするだけでなく、水を常に蓄えておき、救助が来るまで何日か持ちこたえることが重要なのです。
ところで、あらかじめ準備すべきペットボトルの水は、想像以上にはるかに大量に必要となるということを知っているでしょうか。
というのは、被災してから3日間生き延びることができる量の水をきちんととっておかなければならないのです。
人は一人1日3リットルの水を必要としていますから、一家4人なら4(人)×3(リットル)×3(日)で36リットルの飲用水がどうしても必要なのです。
「普段からの準備が必要」ということはみなさんご存知でしょうが、災害時の水対策ひとつ取ってみても、きちんと実行するのはなかなか難しいことです。
また、水の準備をしっかりとしても、大地震の被害を全くなくすことはできないということは当然のことです。
しかし、水を確保することについて各家庭がほんの少し留意するだけで、かなり大地震の犠牲となる死者を減らすことが期待できるのです。