2009年09月29日

人間が生活していくのに、水は欠かせない物質と言えるでしょう


私達が生きていくで欠かせない物質の1つに水があります。なにより生命の基本と言えますよね。食事、お風呂にトイレ、基本的生活全てに密着しています。

人として当たり前の生活をするのであれば、最低で一日5リットルの水が必要です。しかし、これはあくまでギリギリの最低限の量です。普通の生活をしていくのであれば、こんな量では足りませんよね。

遠い遠い古代の、チグリス・ユーフラテス文明、黄河文明、インダス文明、エジプト文明などはすべて水辺で栄えたと言えます。

文化水準が上がればそれだけ水を使用する量は増えます。洗面、洗濯、トイレ、掃除…そして料理など、生活全てに水は使われます。



そして、その時に目に見えている水の量だけでなく、そこに辿り着くまでに使われてきた水がある、ということを考えてみてみましょう。ほら、莫大な水量が見えてきませんか?

たとえば、あなたがスパゲティを食べるとします。この一食ためにどれだけの水が要ったでしょう? 茹でるための、ソースのための水? いえ、それだけではありません。なにしろパスタのもとである小麦を育てる水、ミートソースのトマトを育てる水、そして農作物を洗うための水、など遡って考えると、なんと合計1600キロリットルにもなると言われています。

日本では急峻である地形の問題もあって、水に豊かな国であるとは言えません。東西に長い形から雨量も季節や各地で変わってきて、洪水と給水制限に苦しむことも多いです。

そこで、日本では流れの速い河川の側に水田を作ることで水を利用したり、ダムを造ることで水の流れを止めるという方法をあみ出してきました。



また、地下にとどまる期間が短い日本の水は、地下鉱物の溶け出しが少ない軟水です。ヨーロッパ大陸の多くの水と違い、ミネラル分が少ないことが分かります。

蛇口を捻れば出て来る水道水。カルキ臭を感じる地域は、それだけ水源の汚染が酷い証。細菌への対処の為に塩素が大量に使われたためです。

その塩素は細菌と結びついてカルキ臭を起こし、有機物と化学反応を起こしトリハロメタンを発生させます。この物質は大量に摂取することで人間の体内に様々な問題…中枢機能低下、発がん性、痴呆、肝臓・腎臓障害…を起こします。また、この他にも工場排水や農薬などが水道水に微量ですが含まれることも分かっています。

生きていくために誰もが必要としている水。だからこそ、その裏で考えられない莫大な量の水が使われていることを考え、できるだけ水源を汚染しないための行動と、そしてなにより節水を心がけていきたいと思いませんか。
















Posted by 山なしなしよ at 13:20