2009年09月08日
そもそも「うつ状態」とは何なのでしょうか?
環境の変化の多い季節,春や秋。その時期に何となく憂うつな気分に襲われたり、学校や会社に行くのが嫌になってしまうことがありませんか? そしてそんな自分が嫌になってみたり…。
仮にそんな「うつ」状態が長く続いたら辛いですよね。芸能人の中にも、そのようなうつの元患者さんが多くいるようです。知られているのは、木の実ナナさんを始め、高島忠男さん、竹脇無我さん、音無美紀子さんなどです。
そもそも「うつ状態」とは何なのでしょうか? 一言で言うと、感情面では憂うつ感から脱せず、意欲が沸かない、という状態のことを指します。
また最近では、不登校の小学生の中にはうつ病を抱えている、という事実もあり、現代のストレス社会が深刻な状況であることを表しています。
「誰でも罹る病気」などと言われ、「うつは心の風邪だから」などと言う軽い言い方をされているうつ病ですが、そんな簡単なものなのでしょうか? いえ、それは違います。立派な脳の病気なので、きちんとした医師による処方が大切なのです。
しかし、意欲が沸かずダラリとした感じから『やる気になれば大丈夫』『怠けているだけ』『甘えている』などの誤解が多いのが、このうつ病の現実なのです。
うつ病の世界にハマってしまう人の理由はさまざまなので、治療法も人それぞれ。「知人はこれで治ったから、こうすればいい!」などと他の人に薬や治療法を当てはめるのは、非常に危険なことなのです。
うつ状態から反転して激しい躁状態になる場合もあります。本人も治ったと勘違いしやすいので、その反動で一気にうつになった時こそ、非常に危険な状況と思っていいでしょう。
では一体、どのようなタイプの人がうつ病になりやすいのでしょうか? 家系でしょうか? 一般的に言われていることは、「まじめで融通がきかず完璧でいたい、常に一生懸命な人」であると言われていますよね。
もし、うつになってしまったらどうしたら良いでしょう。何故その状態になったかと言う原因究明をしていくことよりも、今、やれることをしていく、ということが優先されます。
うつに陥りやすいのが、現代のストレス社会。カウンセラーや心療内科、精神科に向かうことも、今や特別なことではありません。現にアメリカでは一家に弁護士と共に、カウンセラーがついていることは、ごく普通のことですよね。
もしもあなたが何の意欲も沸かず、気持ちも体調も上向きになれない状態が2週間以上続いているのなら、うつを疑ってみてください。そしてすぐにでも、うつを扱う病院やカウンセリングを受けることをお勧めします。また、薬が処方されたら、自己判断で勝手にその量を増減したりストップさせることなく、きちんとドクターと相談し、気長にうつ退治をしましょうね!