2009年08月24日

猫はきれい好きな動物なので、トイレが汚ないと嫌います


猫は排泄行為をした後に、その排泄物を覆うために砂をかけています。このことには理由があるのです。例えば獲物とする動物に、その排泄物の匂いによって、自分の存在を気付かれないようにするためです。

また、猫が排泄をした後、自分の尻を舐めるという行為についても、同じように言えます。そうすることで、匂いを消し、自分の存在を隠すためです。

とはいえ、それとは逆に、猫が自分の排泄物をあえてそのまま残すという場合もあります。これはいわばマーキング行為にといったようなもので、その匂いによって、自己を主張し、縄張り意識を高めるというものなのです。

そしてまたその反対に、自分より序列の上の猫に対しては、刺激しないように遠慮し、排泄物の匂いを消して、自らの存在も控えめに、打ち消すようにしています。



また、猫はきれい好きですので、家のトイレが汚いと、それを利用しません。そして、別のところで排泄行為を行ったりしてしまう場合が多いのです。

そして、猫が家のトイレを使わない理由として、いま言ったように、トイレが不潔な場合が考えられますので、その排泄用の猫砂などは気をつけて、取り替えるようにしておかなければなりません。

さらにはまた、猫にとっては寒かったり、何かの匂いや音がしていたりすると、そのトイレを利用しなくなる場合があります。また人目に触れたり、頻繁に人が行き来するような場所も避けるようなことが多々あります。

また、今、売られている猫の排泄用の砂は何種類のものがありますが、ほぼそのどれもが十分な消臭効果もあり、固まり具合もよく、飼い主にとって使いやすいものとなっています。



そのひとつに木の砂があります。これは軽いということでも、可燃ごみとして扱えるということでも、大変使い勝手の良いものです。とはいえ、その半面、固まりがあまりよくなく、また高価なものが多いということがその難点と言えます。

次に好物系の砂が挙げられます。これは固まりがよくとても扱いやすいものです。けれども、その重量が重く、またゴミとしても不燃ごみに分類されてしまうので、そこが不便なところです。

また、紙の砂はとても軽いので扱いが容易です。けれども、そのために飛び散りやすく、排泄物の匂いも広がってしまいます。けれどもまた、可燃ごみですし、トイレにも簡単に流せて便利です。

さらにまた、おからの砂などというのもあります。もし猫がそれを食べてしまっても、食べ物ですので、少しも心配はいりません。もっとも、あたりにはおからの匂いがしてしまいます。ですから、その点が人によってはなじめないかもしれません。
















Posted by 山なしなしよ at 15:33