2009年07月10日

炭水化物を抜く、油抜きなど長続きしない人が多いようです


多くの女性が興味を持つダイエット。これまでにも、単品ダイエット、断食ダイエット、炭水化物や油を抜くダイエット、などなど様々なダイエットが流行しました。しかし、どんなダイエットも継続はなかなか難しいようです。

続けるのが困難なもっとも大きな理由は、栄養の偏った食事や、極端に制限された食事では、精神的にも肉体的にも限度があるからです。無理に続けても集中力や活力がなくなり、やがて貧血などの症状が現れ、続けたくても続けられなくなってしまうんですね。続けることで健康を損なうようなダイエットは、絶対にお薦めできません。

おいしくバランス良い食事は、健康的に痩せるためには不可欠です。なぜなら、おいしく食事が出来ることこそが健康の証だからです。この基本に戻ってダイエットを考えたとき、健康を害するような方法で一時的に痩せたとしても、そのダイエットは正しいとは言えないのです。

バランスのよい食生活を送っていれば、肥満になる可能性は少ないと言えますし、生活習慣病などを防ぐことにもつながります。そして、毎日少しずつでも、適度な運動を続けていればダイエットはできるのです。



痩せたから「はい、お終い!」というダイエットではあまり意味がありません。その体重をずっと維持することが肝心なのです。一時的な食事制限ではなく、もっと長く、できれば一生でも続けられる食事方法が理想的です。

ひとつの栄養素を極端にカットしたり、一種類の食材だけに頼ったりせず、全ての栄養素をバランスよく、なおかつ必要充分な量を摂ることが大切です。「きちんと食べながら、適度な運動をして自然に痩せる。」これこそが、身体的にも精神的にも理想的なダイエットなのです。

しかし、きちんと食べるとは言っても、その食べ方には注意が必要です。まず、一日三食摂ることが基本です。朝食を抜くという人が多いのですが、その分夕食をたくさん食べていれば、かえって太りやすくなってしまいます。なぜなら、朝や昼の食事で摂ったカロリーは、日中のうちに消費されますが、夜に摂取したカロリーは、その多くが使われずに身についてしまうからです。

夕食で気をつけることは、主食を控えめにということです。ついついご飯が進んでしまうという人は、おかずを薄味にしてみましょう。だしをしっかりとって旨みを強調し、塩分を控えめにすることで薄味になります。また、満足感のない食事では、すぐに挫折してしまうので、低カロリー食材を使って全体量を増やすなど、満腹感を得る工夫も大事です。そのためにも、食事はできるだけ手作りにしましょう。



ダイエット中でも、肉や魚はきちんと食べましょう。なぜなら、肉や魚は体にとって大切な栄養素であるタンパク源になるからです。特に魚は低カロリーで栄養豊富な優秀食材です。カロリーの低さで選ぶなら白身魚ですが、お薦めはDHAやEPAが豊富に含まれている青背の魚です。また、肉の油分やカロリーが気になる場合は、脂肪の少ない赤身を選び、いったん茹でこぼして油分を減らすようにすればいいですね。そして、骨の形成に必要なカルシウムが豊富な卵や乳製品も毎日摂りましょう。

誰でも、急に食事量は減らせないものです。低カロリー食品(野菜やきのこ類など)をたっぷり加えてカサを増やしたり、スープなどにして品数を増やすなど工夫すれば、きっと満足のいく食事になります。この満足感こそ、ダイエットを続けられるためのポイントなのです。そして、飲み会などがあった場合は、翌日の食事で調整したり、ちょっと余分に運動するなどする癖をつけましょう。

「毎日体重計に乗って、その記録をつける」これは、とてもいいダイエット効果を生みますよ。体重の変化が数字に現れるのを自分の目で確認するわけですから、例えば食べ過ぎた翌日に体重が増えていれば、次からは自然に気をつけるようになります。また、友達や家族に「ダイエット中!」と公表するのも意外に効果的です。言ったからにはがんばろうという張り合いも出るし、周囲の協力も得やすくなるからです。ゴルフをする時間がとれない人でも、通勤・通学の電車の中では座らずに立っている、エスカレーターではなく階段を使うなど、日々の生活で気をつけて歩いたり動いたりするだけでも運動効果がありますよ。

何よりも怖いのは、急激なダイエットによるリバウンドです。そうなると以前よりさらに痩せにくくなり、おまけに肌は荒れ、生理まで止まったりする結果になりかねません。体調を崩すことなく、ノンストレスで、美肌も保てるようなダイエットこそ正しいダイエットだと思います。必要な栄養を欠くことなく、適度な運動で余分な脂肪を落とし、健康的な美しさを手に入れるダイエットをめざしましょう。
















Posted by 山なしなしよ at 17:33