2009年07月03日

フランス料理は、スフレ、ババロアなどをスイーツ


ふつう、主食の後に出される果物、菓子、アイスクリームなどのことをスイーツといいます。

一般にケーキやプリンなどといった「甘いお菓子」を広くさす言葉として、「スイーツ」ということもあります。

イギリス英語で甘いデザート・お菓子を意味する「sweet」が語源のカタカナ英語が「スイーツ」です。



日本におけるスイーツは、当初は有名店のパティシエによる高級洋菓子などを意味しており、子供のお菓子と区別して、「大人が味わって食べるお菓子」という意味で使われていました。

広く「スイーツ」という言葉が普及したのは、3年くらい前に女性雑誌を中心にはやり始めたころからで、多くの日本の菓子メーカーもこのときスイーツ・ブームに乗ってきました。

甘いお菓子全般を、お手軽スイーツとか和風スイーツなどというように、「スイーツ」という言葉が使われるようになりました。



さて、「デザート」という表現がわが国の「スイーツ」の意味で使われている国も大変多く、アメリカ、カナダ、オーストラリアなどです。

幅広く一般的に「スイーツ」という言葉が使われるのは、イギリス本国やイギリス連邦の諸国などといえます。

ただし、実はイギリスでは「下層階級や労働者階級が食べるお菓子」という意味が「スイーツ」という言葉に加味されていたりするようです。



日本ではケーキやアイスクリームなどを、「スイーツ」といえばイメージされる方が多いのではないでしょうか。

でも、スイーツに入るのは菓子職人が作る菓子のみだというのがフランス料理で、これらは「スイーツ」からは外れることが普通なのです。

まったく両者は別物と捉えるのがフランス料理であり、「料理人が作る菓子」すなわちスフレ、プディング、ババロアなどが「スイーツ」だと考えるのです。

スイーツはお正月料理ではないけれど、お正月に食べる人は多いですね。
















Posted by 山なしなしよ at 15:18