2009年05月08日

詐欺と融資保証金詐欺について

オレオレ詐欺に次いで被害が多いのが融資保証金詐欺です。これは有利な条件で融資するという文書を送付して、実際に融資はせず、保証金や保険金と偽ってお金を振り込ませるものです。お年寄りにも分かりやすい名称として「貸します詐欺」とも呼ばれています。
被害者は半数以上が男性で、特に30代から40代の中高年に多いのが特徴です。
具体的な手口は投げ込みチラシやダイレクトメール、メール広告、雑誌広告などで「超低金利」や「即日融資」「無担保」などと謳い、多重債務者などお金に困っている人の関心を集めます。問い合わせをした人に対し、「多重債務のデータを一時抹消するために保証金が必要」とか「事故や病気で支払ができなくなった場合に備えて保険料が必要」などと言って振り込みを要求します。要求された通りお金を振り込んでも融資はされず、そのまま連絡が取れなくなってしまうのです。
詐欺業者は大手銀行や大手キャッシング会社、またそれに酷似した社名や広告を使っていることが多く、中には貸金業登録番号まで表示されていることもあり、巧妙な手口によって信頼できる会社と勘違いしてしまうのです。
多重債務者や貧困で生活に困っている人に対しては、なかなかお金の貸し手がないのが実情です。そのような人は融資を受けられるならと、容易に保証金を振り込んでしまうのです。
融資保証金詐欺の被害に遭わないために、甘い文句を謳った融資広告を決して信頼しないことです。



Posted by 山なしなしよ at 13:45