2011年11月21日
ガソリン価格が上がると、灯油の価格も上がると言うことです
ここ数ヶ月をみると、原油高によってガソリン価格は高騰しましたね。そして、値上げに踏み切るその前日には、ガソリンスタンドに大行列が出来るほどでした。
そしてここ数ヶ月と言う話ではなく、10月から比べてみても、なんとリッター当たり6〜7円もの値上がりをしています。離島などは運輸費が加算され、さらに高値を更新していることが知られています。
もちろん、この値上げ以前からいかに安い価格でお得にガソリンを入れるか、ポイントカードやクレジットカードを駆使している人も多いでしょう。
しかし、この世界的な原油価格の高騰によって、ガソリンスタンドの経営は危機に陥っています。ガソリンスタンド別にもっているポイントも、いつ無駄になるか分かりませんよね。
ガソリン価格が高騰すれば、当然ながらそれに伴い冬場の必需品である灯油も値上がりをします。つまり生活弱者たちは、さらに凍えるような冬を過ごさねばならなくなるのです。
また、ガソリン価格の急激なこの上昇から、これまで値上げをしたくでもできなかったタクシーの初乗り運賃も値上げをすることになりました。タクシー利用者の増える年末年始、利用者にとっても特に寒い冬になりそうです。
しかし、この反動が今、アメリカのガソリン小売価格に現れてきました。需給逼迫感が和らいだことで、価格の下落が始まったようです。
しかし、日本がこの下落影響をまともに受けた場合、ガソリン価格は大幅に値崩れを起こし、多くのガソリンスタンドの経営は更に困難に陥ることと思います。
そしてガソリンスタントだけでなく、マイナス影響を受けている業界はまだあります。ビニールハウスで暖房器具を使っている農家や、急なガソリン代高騰を価格に乗っけられない運送業界、蒸気やビニールを大量に使うクリーニング店などです。
年末年始といえば、帰省などでマイカー使用の機会も多いかと思います。お出かけ前にネットのサイトでガソリン価格をチェックし、安いガソリンスタンドを見つけてから出かける、という人も多いのではないでしょうか。
また、公共交通機関を利用することで、マイカー使用によるガソリン消費を控える人も多いでしょう。
ガソリン価格を左右している30年続く暫定税率を撤廃するか否か、今度どうなるか不透明ですが、生活に深くかかわる状況だけに、いい結果を期待したいものです。