2011年11月03日

環境が変化してしまうのを非常に嫌がる猫の過敏な性質


「新しい環境を嫌い、それに適応することが非常に難しい」という猫固有の性質は、かなり以前から、広く一般に知られています。

模様がえによってすっかり落ち着きをなくしてしまう戸いう点を見ても、猫は、新しい環境に適応するのが本当に苦手な動物なのです。

新入り猫にも、また先に住んでいた猫にも、新しい猫を家に迎えるときには、かなりのきついストレスの蓄積が予想されることになります。

常に「先に住んでいた猫をたてる」という態度を飼い主がしっかりと示すということが、その際に非常に重要な注意点であると言えます。



このことは、後に違う動物を部屋で新しく飼い始めるというとき、最初に猫を飼っていたのなら、ほとんど同じことがいえると思います。

先住の猫が自由に様子を見ることができるように、飼い主は、最初のうちは新入りの猫をケージにいれたままにするといった配慮をしないといけません。

ところで、先住猫と新入り猫の距離を無理に近づけようと試みることは、飼い主として本当に絶対に避けなければいけないことです。

ちょっとずつ二匹の猫同士の関係が慣れていくようにして、初めのうちはゆっくりと様子をみるということがとても大切です。



仮に、ずっとその猫同士がとても仲が悪い状態が続いてしまったとしても、それは仕方がないことですから、それ以上飼い主は猫に関わらないほうがいいでしょう。

もともと猫という動物は、単独生活をしながら生きていくという習性を生まれつき持っているといわれています。

ですから、猫同士が仮に全く打ち解けなかったとしても、そのこと自体は自然なことであり、心配はぜんぜん要らないといえるでしょう。

勝手な価値観で人間が、「猫同士がもっと仲良くするほうがいいのに」と思ったりするのは、実は間違いであるといえるのです。
















Posted by 山なしなしよ at 14:37