2011年10月30日
ビタミン・ミネラルなどのサプリメントを多くが摂っている
栄養素を必要な量だけ、食事だけでサプリメントを使わずに十分にとろうとすると、現代人は、大変な困難に直面します。
今日サプリメントが健康維持のために人々の間で重視されるのは、そんな現代的な事情ゆえのことなのでしょう。
普段の食事のみではどうしても足りなりやすい栄養素を効果的に補給するために、錠剤・カプセル状・リキッドタイプなどいろいろな形状のサプリメントを賢く利用していくことが必要なのです。
古くから人々の日常生活に根をおろしたのは米国ですが、近年では日本にもすっかりサプリメントが浸透しています。
しっかりとビタミン・ミネラルを摂取するために、サプリメントという方法を取っている日本人が多いという調査結果を、厚生労働省も発表しました。
市場規模は約1兆円規模にまで拡大したサプリメントですが、今後も市場が拡大していく可能性は大いにあるといえます。
ただ、私たちがしっかり肝に銘じるべきことは「サプリメントは食品であって決して薬ではない」ということの理解であり、どんなに優れたサプリメントであっても食事のかわりには絶対にならないという点です。
サプリメントは薬ではないので、「飲んでさえいれば安心」などと思って、毎日の食事の内容に全然気を配らないままにサプリメントをとることは間違いです。
サプリメントに頼り過ぎるのではなく、まずは毎日の食生活を気をつけることが第一で、補助的にのみ活用すべきなのです。
しかし、栄養価が少しずつ減ってきている食材が増えているという最近の事情からすれば、サプリメントは、もはや生活の必需品といっても過言ではありません。
旬の野菜や果物をあまり食べなくなり、生鮮食品の多くが技術の大幅な進歩で冷凍保存されて流通するようになったことで、人々の栄養が偏ってしまうことが懸念され、サプリメントをとることが本当に必要とされるようになってきたのです。
自然の恵みをしっかりと受け取りにくくなった現代人ですから、さまざまなサプリメントを補助的にうまく利用することによって普段の食事で不足しがちな栄養を補給することが求められるのです。