2011年09月28日

猫の爪とぎによって家の中がボロボロに傷つけられたりしまう


家で猫を飼ってみたいと思っても、猫の爪とぎのことを考えると二の足を踏んでしまう人もいるのではないでしょうか。それを放っておくと、家じゅうがぼろぼろにされてしまう恐れもあるからです。

しかし、爪とぎは猫の基本的な習性なので、これをやめさせるのではなく、どうしたらその被害を少なくすることができるのか、その対策を考えていく必要があります。

たとえば具体的に考えられることとして、猫に専用の爪とぎ器を与えてやるなどといったことがあります。これには市販のものがあって、段ボールや、麻布でできたものが使われています。

けれども、せっかく爪とぎ器を与えてやっても、猫が利用しなければ意味がありません。そして、そうするにはその設置場所や、高さなど、その猫の好みに合わせていくことが必要です。



猫にとっての自分の存在感を示せる、マーキング的な意味を持つ場所があるのですが、そうしたところにそれを置くとよいでしょう。具体的には部屋の片隅よりも、いつも猫の主に通っている目立った場所がよいのです。

また、猫の好みによって、その爪とぎ器を設置する高さも調整する必要があります。それというのも、上体を起こして爪とぎを行いたがるタイプもいれば、地面を掻くように水平な姿勢でそれをしたがるようなタイプもいるからです。

そしてまた、猫がその爪とぎ器をより使いたがるようにさせるには、その好みの匂いであるマタタビをそれに振りかけたり、染み込ませたりしておくと良いでしょう。

それから、対策の二つ目ですが、やはり家の中の猫の爪とぎによって傷つけられやすい部分を覆っておくというのがよいでしょう。覆うものとしては、例えばプラスチック板や、アルミホイール、あるいは滑りやすい布などが良いでしょう。



それから、猫はよく酢の匂いや、柑橘系の匂いを嫌うということが言われています。そこで、三番目の対策としては、家の傷つけられたくないところにそうした匂いを吹きつけたり、塗りつけたりしておくとよいでしょう。

また四番目として、猫に対しての爪きりをあげることができます。さらには、その足に靴下のようなカバーを被せてみたりといったことも必要な場合があるかもしれません。

そして五番目としては、猫に対して、叱ったりすることで躾をしていくということです。爪とぎをする場所を教えこむのです。これには大きな音や声を立てたり、水鉄砲のようなもので猫を驚かしたりするなどといった方法があります。

爪とぎの対策として考えられるものは以上のようなことです。けれども、猫にとり爪とぎは本能的な行為であり、不可欠なものだということを忘れてはいけません。ですから、これらの対策を実行していくときにも、そのことを頭に入れて、対処していかなければならないのです。
















Posted by 山なしなしよ at 08:43