2011年09月26日
妊娠、結婚を迎えると、働くことより育児を優先するようになり
何年か前までは、結婚をすると仕事を辞めてしまう女性が多かったですが、最近は結婚をしても仕事を続ける女性が増えています。
妊娠、出産は自分が想像していたよりも、はるかに重労働で、とても仕事なんてできないと考え、退職する女性もいます。
子供にだけお金を使うのではなく、自分のためにお金を使いたい。それを得るため、女性は、子供がいない時間に仕事へ行くことを考え始めます。
彼女たちはパートで働きたいと願います。
求人情報の急募パートの文字を求めて、少しでも割の良いパートの仕事を、必死になって探します。
「時給700円のパートなんて安過ぎ!時給800円のパートなんか無理か。仕方ない時給750円のパートで妥協しよう。」みたいな具合で、少しでも条件のいいパートを探すのです。
でも、何故、彼女たちはパートで働きたいのでしょうか。正社員で働く方が、パートで働くより、お給料はずっと高いし、社会保険、厚生年金だって入れるのです。けれども子育て中の女性は、パートで働きたいと思うのです。
と言うよりも、パートタイマー以外に働く手段がないというのが実情でしょうか。子供がいるというだけで、面接すら拒む会社がある中で、パートの仕事なら、比較的採用してくれやすいですし、子供のいない間、働けるのもパートの良い点です。
でも、このパートならっていう考えてしまうのは止めた方がいいと思います。そうでないと、社会の中で、パート労働者の位が下がってしまうし、パートとして働いている女性たちを卑下する考えに思えます。
パートで働いているたくさんの女性は、正社員と同じ仕事をさせられています。にもかかわらず、安いお給料しかもらえず、「パートのくせに」という嫌なセリフに耐えているのです。
けれども、もし日本からパートで働く女性たちが消えてしまったら、どうなると思いますか?コンビニやスーパー、ガソリンスタンド、ビルやショッピングセンターのお掃除をしているおばちゃんたち、パートで働いている女性たちは、たくさんいます。パートの女性たちは、バカにされながらも、自分なりに必死で、パートタイマーを勤め上げているのです。
パートで一生懸命働いている彼女たちのために、パートでも正社員同様に働いている彼女たちのために、パートタイマーの待遇が改善され、パート勤めでも正社員と同じくらいのお給料が貰えるように、パートだからとバカにされることがないように、企業の意識が変わることを願ってやみません。