2009年04月28日
便秘に効く漢方薬とは
お腹が張ったり、食欲がなかったりという不快な症状が起こる便秘を治したい。
けれど、お腹が痛くなるような薬は使いたくないという人は、作用の優しい漢方薬を使ってみるのもいいでしょう。
便秘を解消してくれる漢方薬は、それぞれの体の証と呼ばれるものによって処方されるものが変わってきます。
便が硬く、比較的体力があり、のぼせや頭痛、生理不順などの症状があるタイプの便秘には、桃核承気湯(とうかくじょうきとう)が処方されます。
精神的なストレスから便秘になりやすいという人には、大柴胡湯(だいさいことう)や加味逍遙散(かみしょうようさん)が適しています。
ウサギのようなコロコロとして固めの便が出るタイプの人には、潤腸湯(じゅんちょうとう)や麻子仁丸(ましにんがん)などの習慣性便秘の漢方薬が処方されます。
また、便秘や下痢を繰り返す人は、胃腸の働きを良くして、体を温めてくれる桂枝加芍薬湯(けいしかしゃくやくとう)や人参湯(にんじんとう)が向いているでしょう。
自分の便秘がどのタイプであるのか、どの漢方薬が適しているのかを知るために、一度、漢方薬局で相談してみるといいでしょう。
規則正しい生活やバランスの取れた食事と併せて漢方薬を使用することで、より効果を得ることができるでしょう。
Posted by 山なしなしよ at 19:24