2009年04月26日

便秘に効く薬とは


できれば自然に排便を起こしたいと思い、食物繊維の多い食事に変えてみたり、意識して水分を取ったり、適度な運動を心がけてみてもなかなか改善することができない便秘の場合には、お薬を使ってみることも一つの方法でしょう。



便秘の薬といっても、作用の違ういろいろな種類があります。



湿潤性下剤は、硬くなった便に水分を浸透させ柔らかくすることで排便を促すものです。



習慣性や副作用などは少ない薬ですが、作用が弱いという欠点があります。



刺激性下剤は、腸壁を刺激し、蠕動運動を促すことにより便秘を解消します。



腸の運動が低下しているタイプの便秘に効果的で、プルセニドやアローゼン、ラキソベロンなどがあります。



作用が強く、便秘の解消には効果的ですが習慣性のある薬です。



膨潤性下剤は、消化管で水分を含むことにより、腸の内容物のかさを増やして腸に刺激を与えることで便意を催させる働きをします。



習慣性が少ないため、慢性的な便秘で長期間服用するのに向いている薬です。



塩類下剤は、塩の持つ浸透圧の作用を利用して、水分を多く溜めることで便のかさを増やし排便を促すものです。



酸化マグネシウムや炭酸マグネシウムなどがあります。



この薬も習慣性がないため、長期間使用することができる便秘薬です。




















Posted by 山なしなしよ at 17:44