2009年04月20日

便秘と生理の関係


男性より女性の方が便秘になりやすいというのは、毎月の生理にも関係があります。



女性の生理は女性ホルモンに支配されており、そのホルモンのバランスが変化することによって便秘の症状が起こってきます。



便秘に関係するホルモンは、黄体ホルモンと呼ばれるものです。



このホルモンは排卵後に卵巣から分泌されるもので、子宮内膜を厚くして妊娠しやすい状態にするためのものです。



その他、黄体ホルモンには子宮の収縮を抑えるという働きもあります。



子宮の収縮を抑えるという働きが、子宮だけではなく大腸の蠕動運動にも及んで、腸の働きが抑制されて便秘を起こしやすくします。



また、生理の前には体が水分を溜めこんでしまうためむくみが出やすくなります。



生理の前に、体に溜まった水分によって腸にもむくみがでて、腸の働きが鈍くなるということも女性に便秘が多いという理由です。



黄体ホルモンの分泌によって起こる便秘は、生理周期のホルモンの移り変わりによって改善されていくものです。



しかし、ホルモンのバランスが乱れていると生理周期とは関係なく便秘の状態が継続してしまうことになるので、規則正しい生活やストレスの解消など、ホルモンのバランスを正常に保つことを心がけましょう。




















Posted by 山なしなしよ at 11:08