2011年08月12日

もし全ての仕事が在宅でできたとしたら…


一般の専業主婦だってメールやインターネットを普通に使っている時代、家に居ながらでもやれる在宅での仕事の幅は広がってきたと思います。会議でも違う場所にいながらネット中継を出来るようになりました。

もし全ての仕事が在宅でできたとしたら…満員電車の通勤地獄とも、都会の小さなマイホームのためのローン地獄ともおさらばすることが出来るかもしれません。

出産や育児で、仕事を辞めざるを得なくなったキャリア女性や、家に籠らずに外部との接触を持ちたい、という女性にとっても在宅ワークは魅力的に映るでしょう。子どものいる女性にとっての再就職は、子どもの急病や用事を考えると二の足を踏んでしまうものだからです。

では、在宅ワーク、SOHOを始めるにはまず何が必要でしょうか。始めるには環境を整えることが先決ですよね。そのために最低限のものは、電話、パソコン、プリンター、そして常時接続できるインターネット環境でしょう。



これら連絡手段を確保した後は、まずは在宅社会人、としての基本的なビジネスマナーを再確認。自分自身が1つの会社であることを常に頭においていきたいですね。

具体的なマナーとしては、家庭や個人の事情で仕事を放棄したり、ウイルスに無策だったり、打ち合わせの際の言葉遣いなど、在宅とはいえ相手あってこその仕事であることの責任感と言えるでしょう。

さて、在宅ワークの種類とは一体何があるのでしょう。そしてその中から自分に向いているものや、これまで経験したことを考えてみましょう。イマドキ、「パソコンを買ったし、さあ、SOHOだね!」という人は、いないでしょう?!

まずは、比較的一般事務的作業ともいえる、文章、データ入力や資料を作成する事務系、ライターやDTPデザインなどの編集系、またIT時代に需要の多いWEBデザインなどの美術系、また、その他専門的、技術的に高度な知識が要求される翻訳や企業向けソフト開発なども、在宅で行うことができると思います。



しかしこれらすべての能力は、学校で身に付くかと言ったらそうではないでしょう。経験を増やすためには仕事を積み重ねることが必要ですが、この仕事をとるという営業も自分でしなくてはなりません。この能力こそが、在宅勤務には大切かもしれません。

また、一攫千金を狙える在宅勤務など無いに等しく、基本は出来高制。自分でできること、そしてそれがどこまでできるか、という自分を知ることが必要です。

在宅での仕事では、同じ仕事を抱えた相談できる相手が隣にいません。そしてチェックをし、アドバイスをくれる上司もいないので、受けた仕事の流れや分からない案件は、自分で調べることが大事です。

そしてなによりも「自分次第」の在宅ワークの落とし穴と言えるのが、途中で受けた仕事を投げ出してしまうことでしょう。そこで、受けた仕事について、常に先方と綿密に打ち合わせをし、家庭の事情を仕事の進行の言い訳にしない強さと能力、そして在宅ですが社会と繋がっていると言う、仕事への責任感を持つ。これで、あなたの在宅ワークは素晴らしいものになるでしょう。
















Posted by 山なしなしよ at 21:33