2011年07月17日

飲料水、料理、洗濯、トイレ…など欠かせないものですよね


人間が生活するのに欠かせない物質として、一番最初に挙げられるものに水があると言えるでしょう。飲料水、料理、洗濯、トイレ…など生きていくことに欠かせないものですよね。

人が人間として当たり前の生活をしていくには、最低でも一日5リットルの水が必要だそうです。しかし、これはあくまでも最低限の量。生活水準が上がると、使われる水の量も多くなっていきます。

気も遠くなる古代文明…チグリス文明、黄河文明、インダス文明、エジプト文明…すべて水辺で栄えてきたことは有名です。

文化水準が上がれば上がるだけ、使用する水は増えます。料理、洗濯、トイレ、掃除など、何をするにも水は使われるのです。



以上のように、目に見えている水の消費のその裏には、実はさらなる水が利用されているのです。つまり、あなたの行動の裏にはもっと莫大な水が動いているのです。

料理で言えば、たとえばハンバーガー1つを作るのに必要とされる水の量、それはパンを作るための水、そしてそのパンを作るための麦を育てる水、牛肉であれば牛を育てるために必要な水など…を計算すると1000キロリットルもの水が必要とされるそうです。

日本の細長い東西に伸びた地形は、雨量も各地によってバラツキを起こします。また、起伏に富んで急峻な河川のため、洪水と給水制限を繰り返してきました。

そのため日本人は、水が流れ出してしまう河の側に水田を作ることで水を利用したり、ダムによって水害を防ぐなど、水の効果的な利用を考えてきました。



また、日本では地下に染み入ってから、出てくるまでの期間が短いため、地中の鉱物が溶けたミネラル分が、多く含まれることはありません。つまり軟水が多いことが分かります。

24時間当たり前のように蛇口から出てくる水。地域によってカルキ臭の強い所もありますが、これは雑菌処理のためにそれだけ塩素が投入されている水源の汚染されている証といえます。

その塩素が有機物と化学反応を起こして作られる物質トリハロメタンは、人間の体内で様々な障害を引き起こすと言われています…肝臓・腎臓障害、痴呆、発がん性などなど。また、その他にも工場排水や除草剤などの農薬が、地下水に取り込まれることもあります。

生きていくために誰もが必要としている水。だからこそ、その裏で考えられない莫大な量の水が使われていることを考え、できるだけ水源を汚染しないための行動と、そしてなにより節水を心がけていきたいと思いませんか。
















Posted by 山なしなしよ at 18:44