2011年07月02日
集中力や活力がなくなりなど、健康を害する恐れがあります
多くの女性が興味を持つダイエット。これまでにも、単品ダイエット、断食ダイエット、炭水化物や油を抜くダイエット、などなど様々なダイエットが流行しました。しかし、どんなダイエットも継続はなかなか難しいようです。
それはなぜかというと、結局は体や食生活に無理があり、精神的にも身体的にも維持することが、不可能だったからではないでしょうか?栄養が偏ったり極端に量が少なかったりして、集中力や活力がなくなったり貧血をおこしたり、と健康に影響が出ますのでおすすめではありません。
おいしくバランス良い食事をして、自然に健康的に痩せられたら、それこそが理想的なダイエットですね。本来、食事をおいしく感じられることが健康の証なのですから、この基本に忠実であることが大切です。たとえ、痩せることが目的であっても健康を害するようなダイエットはするべきではないのです。
食生活のバランスが崩れていると、肥満になる可能性が高くなり、生活習慣病のリスクも出てきます。ですから、食生活のバランスを正すだけでも、ダイエットの効果はあると言えます。そして、日々の生活の中で、毎日少しずつ運動量を増やすことができれば、ダイエット効果はさらにアップするでしょう。
痩せたから終了というダイエットでいいのでしょうか。その体重をずっと維持できてこそ、本当のダイエットですよね。痩せるまでの一時的な食事制限ではなく、一生でも続けられることこそ望ましいのです。
何かを極端にカットしたり、何かに極端に依存するのではなく、バランスの良い栄養素を必要な量だけ摂取することを目指しましょう。きちんと食べて自然に、適度に運動をする、そして身体的、精神的にも健康にやせるというのが理想的と言えるでしょう。
きっちり食べると言っても、注意が必要です。まず、1日3食食べるのは基本です。その上で、朝食や昼食はしっかり食べて、夕食を少々控えめにするのがお薦めです。朝食は一日のエネルギーを摂取するのに重要ですし、朝昼の食事で摂ったカロリーは、日中のうちに消費されます。逆に夕食のカロリーはほとんどが消費されずに蓄えられるので、控えめにすることで身に付くカロリーが減るというわけです。
また、夕食では主食を控えめにすることが大事です。ついつい、ご飯が進みすぎてしまうという人は、おかずの味付けを薄めにするのも手です。塩分を控えたり、だしの旨みを強調したり、辛味で刺激を加えたりするなど、色々と工夫してみましょう。そのためにも、食事は手作りを心がけましょう。 そして、ダイエットを長続きさせるためには、食事の満足感が何より大切ですね。量が少ないと思ったら、低カロリーな食材を使って全体の量をふやすのも賢い方法です。
ダイエット中だからといって、肉や魚を控えるのは感心しません。肉や魚は体にとって大切なタンパク源になるからです。特に魚は低カロリーで栄養豊富な優秀食材です。カロリーの低さで選ぶなら白身魚ですが、重要な栄養素のDHAやEPAが豊富に含まれている青背の魚も食べましょう。また、肉の油分やカロリーが気になるようなら、脂肪の少ない赤身を選ぶなり、いったん茹でこぼして油分を減らす工夫をすれば大丈夫です。そして、骨を形成するカルシウムを摂るためにも、卵や乳製品も毎日摂りましょう。
何といっても食事は満足感が大切です。ダイエット中だからと言って、急に食事量を減らしたりせず、野菜や低カロリー食品をたっぷり使ってボリュームを出したり、いつもの食材でスープやデザートを作るなどして、変化に富んだ料理で、心もお腹も満足できることが長続きするコツです。おつき合いで断れない飲み会などがあると悩んでしまいますが、次の日に食事を控えたり、いつもよりちょっと運動量を増やすなどの工夫をすれば、飲み会だってこれまでどおり楽しめますね。
「毎日体重計に乗って、その記録をつける」これは、とてもいいダイエット効果を生みますよ。体重の変化が数字に現れるのを自分の目で確認するわけですから、例えば食べ過ぎた翌日に体重が増えていれば、次からは自然に気をつけるようになります。また、友達や家族に「ダイエット中!」と公表するのも意外に効果的です。言ったからにはがんばろうという張り合いも出るし、周囲の協力も得やすくなるからです。ゴルフをする時間がとれない人でも、通勤・通学の電車の中では座らずに立っている、エスカレーターではなく階段を使うなど、日々の生活で気をつけて歩いたり動いたりするだけでも運動効果がありますよ。
急激なダイエットはリバウンドもしやすく、また肌がカサカサになったり、女性は生理が止まったりする可能性もあります。体調をこわしてしまったりストレスをためてしまっては意味がありません。きちんと必要な栄養を摂りながら、筋肉や骨を減らすことなく、きれいで健康的に痩せましょう。