2011年06月01日
ストレスの多い現代社会において、エステに求められるものは?
日本でエステというと痩身、脱毛、美顔を始めとした全身美容術を示し、これは語源であるフランス語、エステティックの全身美容という意味と通じるところです。
日本では明治時代の美顔術と呼ばれるフェイシャルケアがエステの発端と考えられており、そこから時代を超えて女性の美の追求は衰えることなく今日に至ります。
最近のエステ・ブームは国民所得にゆとりが出てきた1970年代から徐々に上昇し、顔に限らず全身に及ぶマッサージやさまざまなトリートメントが特徴といえます。
ストレスの多い現代社会において、エステに求められるものも日々変化してきており、最近では疲労を回復するためのリラクゼーションが大変人気を集めております。
エステとリラクゼーションは美容と疲労回復という目的こそ異なりますが、だからといってトリートメントが全く異なるとは言えず、同じトリートメントから双方の効果を期待できる場合もあります。
欲張ってエステとリラクゼーションを兼ねるトリートメントを受けるのではどちらの効果も期待できないわけで、目的はしっかり絞っておかなければいけません。
一方、エステのサービスと支払いを巡る問題は絶えず、素人のエステティシャンによるサービスを受けた結果、身体に不調が出たという苦情はよく聞かれます。
支払いのトラブルといえば、エステのサービスを受ける前にサロンが倒産した場合、解除されると思われていたクレジット契約の支払いがそっくりそのまま請求された例が多くあります。
このようなエステのサービスや金銭のトラブルから利用者を守るために、一定期間無条件に申し込み撤回や契約解除ができるクーリングオフ制度が導入されました。
顔も腕も足も全てきれいになりたいと思うことは多くの女性に共通しますが、エステを始めるに当たってどこをどうしたいか具体的にはっきりさせておくことは大事なことです。
自分の欠点を絞りきれない場合はエステティシャンに相談して、じっくりと目的とそれを実現できる技法を選んでもらい、エステで適切な効果を得られるようにしたいものです。
自分の欠点に悩み続けエステによって精神的苦痛から解放されるのであれば、高額なエステもお金を貯めてやってみる価値はあるというものでしょう。