2011年05月09日
国の経済状況から洋服のファッションが誕生することは多い
洋服のファッションはその時代その時代の政治経済の動きを反映していることが多いので、ファッションの歴史を調べるに当って歴史的事項を同時に調べると面白いものです。
では学生運動やヒッピーが世の話題をさらった60年代後半から70年代にかけてファッションでは何が流行ったかと言うと、これまで作業服であったジーンズでした。
始めは自由や反抗を象徴してもてはやされたジーンズですが、次第にファッション化しストレート・ジーンズからベルボトム・ジーンズへと流行が変化しました。
80年代、ファッションの中心がデザイナー・ブランドに移行したのはバブル経済の影響であり、若者層の生活水準が上がり服飾にお金をかけることができるようになりました。
また、バブルが加速する中、体の線が目立つようにデザインされたボディコン・スーツのファッションは、セクシーな社会人を目指す女性陣によって通勤着として支持されます。
その後、ワンレン、ボディコンという組み合わせはディスコに通うファッションへと変化し、通勤着から通勤帰りの遊び着へと考えられるようになりました。
ファッションはその国の政治経済状況と密接に結びついていることから非常に変化の激しいものであり、最先端を行こうと振り回されては大変なことになります。
ファッションが前年と変わることに合わせて、毎年新しい服やコート、バッグや靴をそろえてしまい、タンスは飽和状態となっているという話をしなしばしば耳にします。
自分のファッション・センスを磨きたいのであれば、流行スタイルの服を購入して古いものを処分するという進歩のない行為はやめなければいけません。
流行ではないけれど自分に似合っている服ならば、低額で購入できる今年のファッション・アイテムと組み合わせて、オリジナリティ溢れる自分のスタイルをアピールしてみてはいかがでしょうか。
このためにも、洋服選びは流行のファッションを第一に考えるのではなく、自分の体型が素敵に見えるスタイルや色を選ぶことが重要なのです。
ファッションにおいては流行がリバイバルするものであるため、自分の好きな洋服はいつまでもアレンジして着ることが可能なわけです。