2011年04月03日

離婚とは切り離せない慰謝料の定義、平均的な金額、手続きなど


夫婦生活の幕引き。それが離婚です。離婚という結論に至るには、夫婦互いに多くの葛藤があったことは想像に難く有りません。

結婚当初は、互いの愛情と将来への希望に溢れていた二人も、時間の経過や環境の変化によって、関係が悪化してしまった場合は、離婚という選択も仕方ないことでしょう。

離婚がスムーズに成立せず、揉めたりこじれたりすることが多いのはご存知でしょうが、それは「財産」や「親権」など、共有の権利が絡むケースが多いのです。

離婚と聞くと、まず思い付くキーワードは「慰謝料」ではないでしょうか。では、離婚の際の慰謝料とはどのようなものか考えてみましょう。



離婚の場合の慰謝料とは、夫婦の一方のおかした不法な行為により、もう一方が負った精神的なダメージを和らげたり、或いは回復したりするための金銭です。

慰謝料の金額は、不法行為の有無、その度合い、子供の有無と親権の行方、収入や財産などの経済力、様々な要因を考慮して算出されますので、一概に平均額などはありません。

次に気になるのが財産分与ですが、これは婚姻期間中に成した財産に対しては、夫婦共有の権利を有するものとし、離婚するのなら相当分を分け与えましょうというものです。

ふたりの共有財産の額によって、財産分与も変わってきます。多さにより違いますが、通常は、婚姻期間が長くなるほど財産も増え、したがって財産分与額も増えることになります。



離婚時の財産分与の対象には、預貯金や不動産などの財産、及び支給済み、もしくは支給が確定した退職金などが該当します。

離婚する際に未成年の子供がいる場合は、親権者の決定なくしては、離婚は受理されませんので慎重な話し合いが必要です。

離婚に際して、子供に関わる重要事項としては養育費がありますね。子供が成人するまでにかかると予測される費用として、金額や支払い方法をきちんと取り決めておく必要があります。

子供がいる場合の離婚には、子供に関わる権利や義務、情愛などが複雑に影響するため、充分な話し合いが必要なようですね。
















Posted by 山なしなしよ at 21:18