2011年02月22日

結婚した後、徐々に消え失せていくのを感じるのではないだろうか


夫婦というものは、不思議な関係だと思う。相手のことをいとおしく思うこともあれば、疎ましく思うこともある。

多くの夫婦は毎日一緒にいるわけだから、当たり前といえば当たり前なのかもしれない。

でも、ほとんどの夫婦は結婚前にはお互いに持っていたであろう熱情が、結婚して少し経つと消え去ってしまうのを感じるのではないだろうか。

籍を入れる前の二人は、きっと、会うたびにドキドキしたり、身だしなみにも気を使ったり、相手のことを考えることで心の中の大部分が占められていたに違いない。



でも、夫婦になった途端、突然、現実の生活が襲ってきて、恋人同士だった頃のようにお気楽ではいられなくなるのだ。

そうなれば、毎日のほとんどの時間を一緒に過ごす夫婦にとって、相手に気を使うことなど、どうでもよくなってしまう。

「結婚は忍耐だ」という言葉をあなたは耳にしたことがありますか?

夫婦とは、共に人生を歩んでいくもの。もうあなた一人の人生ではないのと同じ。独身の時のように自由を謳歌することはできないし、子供が産まれたら、親としての責任も持たねばならない。



お互いに気を使わなくなった夫または妻の欠点も見えてくるかもしれない。

そこで離婚してしまう夫婦もいれば、末永く一緒にいる夫婦もいる。

後者の夫婦は、山あり谷あり、いろんな事を乗り越えて、「空気のような存在」になっているのではないだろうか。一緒にいるのが当然で、片方が欠けたら途端に苦しくなる。

結婚前のときめきがないのは物足りないし、寂しいけれど、末永く一緒にいる夫婦だからこそ、空気のような関係が理想なのかもしれない。
















Posted by 山なしなしよ at 11:46