2011年02月05日
感情に任せて離婚をすると、離婚後の余計な苦労が生まれる恐れ
現在の日本の離婚の実態はというと、何と約2分に1組の割合で離婚が発生しているというのです。2006年度だけでも約25万8千組の離婚が成立しています。
昔に比べて、今では離婚はめずらしいことではありませんが、こうして現実の数字をつきつけられると、その数の多さに驚きます。
でも、安易に離婚をするのはいかがなものでしょうか。離婚後の再出発を見据えた上で、賢い選択をしてほしいと思います。
すでに離婚が秒読み段階の人も、まだ何となく「離婚したいなぁ」レベルの人も、まずは離婚というものについてじっくりと考察してみるべきです。
昨今の離婚理由で男女ともに1位を占めるのが「性格の不一致・価値観の相違」です。ともに暮らす上で、性格や価値観が合わないのは、相当に辛いことなのですね。
やむをえない事情から、離婚を選んだのであれば、離婚を後ろ向きに捉えず、より良い人生を歩む選択肢のひとつだと考えましょう。
離婚の仕方にも種類があるのをご存知ですか?それは、協議離婚、調停離婚、審判離婚、裁判離婚の4種類です。
離婚が成立するまでの労力やストレスはかなりのもので、その度合いは、協議離婚、調停離婚、審判離婚、裁判離婚という順でアップするようです。
双方の話し合いと、簡素な手続きで離婚が成立する協議離婚が理想ですが、こじれた場合は裁判所が関与する調停、審判、裁判離婚を選択する必要も出てきます。
最近の離婚の傾向のひとつに熟年離婚の増加があります。昨年こそ前年比で減少したものの、今後はさらに熟年離婚の増加が予想されます。
熟年離婚の場合、特に最近は妻側からの離婚請求のケースが目立ちます。子供の自立や、夫の定年などをきかっけに、長年の我慢を吐き出す感じです。
離婚は結婚より多くのエネルギーを要します。大変な労力と犠牲をはらって臨む離婚だからこそ、離婚後の第二の人生は、充実したものにしなくてはなりませんね。