2011年02月02日
フランスでスイーツといえば、プディング、スフレ、ババロアなど
果物、菓子、アイスクリームなどで主食の後に出されるものを、スイーツと呼ぶことがあります。
「スイーツ」というのは、ケーキやプリンなどといった甘いお菓子を一般に広くさす言葉として使うこともあります。
甘いデザート・お菓子を意味するイギリス英語である「sweet」が語源のカタカナ英語が「スイーツ」なのです。
最初わが国では「大人が味わって食べるお菓子」という意味で、子供のお菓子と区別してスイーツという言葉が使われ、有名店のパティシエが作る高級洋菓子などを意味する言葉でした。
女性雑誌を中心にスイーツが3年くらい前からはやり始め、このとき「スイーツ」という言葉が一般に普及し、国内の菓子メーカーの多くもこのときスイーツ・ブームに参入しました。
広く「甘いお菓子全般」をさすようになって、和風スイーツとかお手軽スイーツというように言われたりするのです。
ところで、アメリカ、カナダ、オーストラリアなどの国々ではスイーツの意味で「デザート」という言葉が使われることが多いといえます。
「スイーツ」といった言葉が広く一般的に使われているのは、イギリス本国やイギリス連邦の諸国が多いです。
しかし、「下層階級や労働者階級が食べるお菓子」という意味が「スイーツ」という言葉に加味されていることがイギリスでは多いのです。
多くの方が、普通わが国で「スイーツ」といって思い浮かべるのは、ケーキとかアイスクリームなどだと思います。
だが、これらはあくまで「菓子職人が作る菓子」に分類され、スイーツの概念からははずすことがフランス料理では普通です。
「料理人が作る菓子」すなわちスフレ、プディング、ババロアなどが「スイーツ」だとするのがフランス料理なので、両者は別物と捉えられることになります。
おもてなし料理として、スイーツもデザートとして使われますね。