2011年01月12日
他にも諸説有り、どれが事実であるのかはよく分かっていません
老若男女、いつでもどこでも食べられるラーメンは、もはや日本の国民食。麺の本場・中国でも、この日本式ラーメンは別物と捉えられ人気があります。
日本のラーメンは、水戸黄門について書かれた文献で初登場しています。他にもラーメンの初めてについての諸説はありますが、どれが事実であるのかは不明です。
どんな説であっても、現在のラーメンと比べてもスープ、麺、味が異なっているようで、別物の食品だ、と言ってもいいようです。
さて、ラーメンには様々な種類があり、人によって麺やスープの好みは千差万別です。さらに、その土地によって、土地に合ったラーメンもあり、観光地には欠かせないものも多いようです。
札幌ラーメン、喜多方ラーメン、博多ラーメンが日本の三大ラーメンと呼ばれています。そして、それぞれがその土地の特徴を出しており、人気があります
さて、札幌ラーメンと言ってあなたは何を思い起こしますか?やはりコーンやワカメの乗った味噌ラーメンではないでしょうか。味噌ラーメンは歴史が浅く、昭和30年代に「味の三平」によって考案され、ブームになったものです。
そして喜多方ラーメンですが、こちらの特徴はなにより太くて平たい縮れた麺。屋台から生まれ、市民の支持を得た「支那そば」が日本のラーメンの代表の1つになったのです。
そして3大ラーメンの残りである博多ラーメンといえば、細くて固めの白っぽいストレートな細麺に、これまた白っぽい豚骨スープが特徴ででしょう。時間のないせっかちな博多っ子のために茹で時間が短い細麺ですが、それゆえにのびやすいのが欠点。そして、そのためにできたのが替え玉システムと言えるのです。
これらの大きな3つの流れから、地域によっていろいろな特性がプラスされてご当地ラーメンはできたのかもしれません。例えば博多ラーメンでも、そこから長浜ラーメンが生まれ、焼きラーメンが生まれました。
では今やアジアのみならず欧米にもその裾野を広げつつある日本のラーメンは、どのように人々の間に広まっていったのでしょう?
その1つとして、夜鳴きそば屋のように、リヤカーに調理器具を詰め込んで街を歩く屋台の影響が大きいようです。屋台が評判になり、ラーメン専門店として開店する人も多いようです。
ラーメン専門店にはその店の個性とも言えるスープが命です。そして今ではそれと近い味がインスタントラーメンでも楽しむことができるようになりました。塩分の摂り過ぎを注意しつつ、インスタントラーメンでご当地ラーメン巡りを楽しむのもなかなか楽しいかもしれませんよ。