2011年01月10日
見知らぬ者同士がふ同じ家に暮らすようになるんだから
夫婦になるって、なんてドラマチックなことなんだろう!この地球にはたくさんの男女がいる。その中から、二人は運命に導かれて出会うんだからね。
暮らしてきた環境が違うから、好みや価値観も違う。例えば、好きな食べ物、色、動物、音楽、服装、本……得意なことや、趣味も違う。違うのがあたりまえだよね。
そんなまったく別々の人間なのに、夫婦として一緒に暮らすうちに、だんだんなじんでくるんだよね。
家具屋さんに行って、いちばん気に入った椅子が同じだったり。晩に食べたいと思うメニューが同じだったり。一日中、頭の中をぐるぐるしていたというCMソングが同じだったり。
年を経るごとに、少しずつ、一緒にいることに違和感がなくなってくるんだよね。いつのまにか、同じようなタイプの人間になってきちゃう。
もともとは別々の人間なのに、夫婦になれば、家族か、もしかしたら家族以上の存在になれる。これってすごいよね。
でも、夫婦はもともと他人だから、わかりあえない部分もある。やっぱりどうしたって他人なんだなって絶望することもある。
例えば、一晩中話し合っても結論が出なくて、わかりあえないまま朝を迎えてしまった時。
そんな時は、本当に寂しくなっちゃう。ああ、もうこれで私のことをわかってくれる人はいなくなっちゃったんだって。一番近いと思っていた彼も、今ではもう遠く離れていってしまった……。
でも、夫婦ってやっぱりいいものだと思う。時々喧嘩しても、仲直りすれば、さらに絆が深まる気がする。お互いの違うところを認め合うのも大切なこと。喧嘩するほど仲がいい、なんていうしね。
もともとは他人だから、夫婦って、相手の良いところも悪いところも、客観的に見られる。同じところ、違うところも認められるんだね。
時々、こんな想像をするの。夫婦って、前世でやっぱり家族だったのかもしれないって。だって、二人並んでると、なんとなく雰囲気が似てたりする夫婦が多いもの。あなたはどう思う?