2010年12月29日

ラーメンの好みの違いは、そのスープや麺の違いによるでしょう


誰もが大好きな、今や国民食と言ってもいいのがラーメン。麺類にはちょっとウルサい本場・中国でも、日本のラーメンは全く別物として日本食、として人気があります。

日本において前身となるラーメンは、お馴染み水戸黄門様が日本で最初に食べたという説がありますが、その他にも諸説あるようで、実際の所ははっきりとは分かりません。

どんな説であっても、現在のラーメンと比べてもスープ、麺、味が異なっているようで、別物の食品だ、と言ってもいいようです。

さて、ラーメンには様々な種類があり、人によって麺やスープの好みは千差万別です。さらに、その土地によって、土地に合ったラーメンもあり、観光地には欠かせないものも多いようです。



ラーメンといえば札幌ラーメン、喜多方ラーメン、博多ラーメンが日本3大ラーメンと言われています。そしてそれぞれにその土地の特徴が、麺やスープ、トッピングに現れています。

札幌ラーメンと言えば、やっぱり味噌味を思い起こしますよね。しかし、元々は醤油や塩のあっさり味だったのです。「味の三平」というラーメン屋によって考案された味噌ラーメンが大ヒットとなったおかげで、全国的に「札幌ラーメン=味噌味」という捉え方になったようです。

そして、3大ラーメンの1つとしても有名な喜多方ラーメンですが、その特徴は、太めで平たく縮れた麺。このラーメンの原点は、大正末期から昭和初期の屋台の「支那そば」にあるようです。

そして残りの博多ラーメンといえば、白い豚骨スープが有名でしょう。また麺も独特で、極細ストレートな麺。細いがために固めで少なめなのが特徴です。この麺の特徴から生まれた、博多ラーメンにしかないシステムが、替え玉と呼ばれる麺だけのお代わりなのです。



これらの日本を代表する3つのラーメンから各土地の味がプラスされて派生したのがご当地ラーメン。博多ラーメン1つとっても、そこからよりあっさり味の長浜ラーメン、そして豚骨味の焼きラーメンが生まれたのです。

では、世界にも広まりつつある日本式のラーメンですが、どのように人々の間に広まったのでしょうか。

その1つとして、リヤカーに調理器具を詰め込んで街を歩く、夜鳴きそば屋のような屋台の影響が大きく挙げられます。評判の屋台が、固定のラーメン専門店となった場合も多いようです。

カウンターのみやメニューがラーメンのみ、という専門店では、特にスープに違いがあるようです。現在では、インスタントラーメンでも、人気ラーメン専門店の味に近いものが楽しめるようになりました。塩分の撮り過ぎに注意しながら、インスタントラーメンでご当地巡りをしても面白いかもしれませんね。
















Posted by 山なしなしよ at 09:40