2010年12月04日
資格を、持たない人よりも優位かと言えば、そうとは限りません
現在、資格の取得を目指して勉強中のあなた。資格取得の目的はどのようなことですか?就職や転職に有利、自己啓発、現在の職場でのさらなるステップアップと、資格取得の目的は人それぞれですね。
とりあえず資格を取っておけば就職に有利と安易に考えたり、「この資格があれば、主婦でも月収○万円!」などと言う怪しい謳い文句に乗せられるのだけは気をつけましょう。
「資格とは一体どのようなものか」について、じっくりと考えたり調べたりしてみるのは、資格取得に費やすお金や時間を無駄にしないために必要なことですね。
国家資格、公的資格、民間資格。ひとくちに資格と言っても、その基準とどこが合否を認定するかによって、大きく三つに分類されています。
国家資格を要する職業として思い浮かぶものといえば、医師、歯科医師、弁護士、司法書士、税理士、気象予報士、警察官や消防士などの公務員、と社会的地位の保証されたものばかりです。
公的資格試験の中でも認知度が高いのは、簿記能力検定、情報処理能力検定、日本漢字能力検定、レタリング技能検定などですね。この資格名ならあなたもご存知ではないですか。
民間資格の中には、「TOEIC」や「MOT]などのように、即実践力の証明となる評価の高いものも多くあります。しかし、その反面、何の役にも立たないようなものも実際にありますので注意しましょう。
種別によらず人気の高い資格はと言うと、やはり「公務員」「公認会計士」あたりは不動です。さらに「行政書士」「司法書士」、それから「宅建」「ファイナンシャルプランナー」「MOT」「MOS」「危険物取扱者」などとなります。
独学にしろスクールや教室で学ぶにしろ、受験に向けて効率のよい学習プランを立てることが大事です。そのためにも事前に充分な情報収集の上、試験の概要を正確に把握し、確実な合格をめざしましょう。
持っている資格の数が多ければいいというものでもありません。むしろ、数よりもその質が重要で、自分にとって本当に役に立つ資格を所持していることが大切なのではないでしょうか。
公務員資格を得て、人生の安定を図る人もいれば、趣味の分野の資格を取得して、好きなことを仕事にする生き方を選ぶ人もいます。
めざす資格を取得したあと、あなたはその資格をどのように活かしたいとお考えですか?それを明確にしてから、資格取得にチャレンジすることが成功への鍵ですね。