2010年11月24日

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中学受験が注目を集め始めてどれほど経つでしょうか?ひと昔前なら、小学校6年時に私立の中高一貫校や有名大学の付属中学を受験するのは、極々限られた子ども達だけでした。ところが今では、我も我もと中学受験を選択する親子が増え、もはや珍しいことではなくなった感があります。

中学受験人気の過熱により、有名な中高一貫校を擁する区域では、公立中学が定員に満たない現象も生まれているほどです。それでは、中高一貫校のメリットとは一体どのようなものがあるのでしょうか?

なぜこれほどまでに中高一貫校の人気が高まり、親も子どもも精神的、経済的にかなり大きな負担を担ってまで、わざわざ中学受験を選ぶ風潮が生まれたのでしょうか?

さて、中学受験のメリットはもちろんひとつだけではありません。中学と高校の6年間といえば、ちょうど思春期の難しい時期にあたります。この時期を環境や目的の似た友人とともに過ごし、なおかつ目標に向かって切磋琢磨し合える、これもメリットだと言えますね。



中学受験とういうのは「難関大学現役合格」への1ステップです。苦労して入学したからには、そこで学ぶべきは大学受験に向けての高レベルで質の良い学習内容でなくてはなりません。中高一貫校の多くは、その要望に対応したカリキュラムが組まれているわけです。

人気中学校というのは、大概伝統や格式があり、人格指導にも力を注いでいます。中学・高校の6年間を過ごすことで、知らず知らず高尚な人間形成が成されていくこともメリットだと言えます。

しかし、中高一貫教育がメリットばかりでないのもまた事実です。中学受験をめざすなら、デメリットと思われる事象も踏まえた上で、充分検討しなくてはなりません。

中学受験におけるデメリットとして大きいのは、「子どもの負担」です。遊びまわりたい盛りの年頃の子が、その持てる時間のほとんどを勉強に充てなくてはなりません。それほど現在の中学受験の出題レベルは高度だといえます。



高校入試という良い意味での刺激がないため、せっかく入った偏差値の高い中学であるにもかかわらず、勉強に対する意欲が持てなくなる子がいる報告例もあります。これも大きなデメリットとして懸念されることですね。

メリット・デメリットを認識して、親子の共通の目標を掲げて、いよいよ中学受験という道を選択した場合。まずはどの学校を受けるかという「学校選択」がとても大事ですね。

親のエゴや見栄のために子どもが望まない中学受験を強いたり、周囲の人が受験するからとか、中学受験がトレンディだからとかいうノリで選択することは避けるべきですね。

受ける学校を決めて、対応した塾を選び、費用計画も万全となれば、あとは親子の連携で、難関を乗り越えるべく一生懸命がんばるだけです。目標に向かって足並み揃えて走り出すとき、きっと今までになく親子や家族の絆を感じるのではないでしょうか。
















Posted by 山なしなしよ at 18:15