2010年11月06日
暗い胎内から光の中に出て、今度は光の中から暗闇に包まれる
人間とは一人で生まれて来て、死ぬ時もまた一人ぼっちなんだよとよく言いますよね。まさにその通りだと思います。一人で生まれて、一人で死んで行く、そういう運命なんですよね。
世界には60億もの人口がいると言うのに、私のまわりには誰もいないじゃん!って孤独に思ったり、意見が通らないと「理解されてない!」と怒ってみたりしたりしてね。
友達って大切な人間関係だと思うんだけど、その友達の数が尋常じゃ無い人って居ますよねぇ。100人以上居たりすると本当にビックリです。友達って何が基準なんでしょ?私には分かりません。
数こそ少ないけれど、私には本当に「親友」と呼べる中学時代からの友達がおります。同じクラスで背の順に並んでいた2人です。
クラスメイトの時だけ仲が良くて、クラス替えが終わった途端、違う友達を作ってそっちとばかり遊んでしまう、で、結局前の友達もそんな感じだしお互い疎遠になっちゃうってパターンでした。
でも何故かその親友と呼べる友達とはクラス替え後もお互いの教室を行ったり来たりして、交流が続き、また行き来してる間に友達の輪が広がって、進むべき道こそ皆違ったけれど、とても楽しい学生生活を送る事が出来ました。
そして私も社会人となり、今度は会社組織の中での人間関係が生まれて来ました。友達と遊ぶ時間とかは減ったけれど、会社の中でもいろんな年齢や立場の人達との交流は私の中では本当に未知数の関係でとても面白くもあり、また大変なものでもありました。
仕事をする上でお客さんとの電話のやりとりもまた出会いと言えば出会いです。いい年をした大人がとんでもない無茶を言って来たりで驚いたりもしました。しかしそういう事も対応して行くにつれ、人との繋がりがいかに大事かを学ぶ事が出来たように思います。
失敗して上司に怒られたり、簡単な事でミスを連続するとかなり凹んだりもするのですが会社の仲間が「大丈夫!次に頑張ろう!」と言ってくれるだけで頑張れるのが不思議でした。仲間からの貰う些細な一言、それだけでも勇気やチカラが湧いてくる。人間って不思議だわ、と思ったりもしました。
たくさんの出会いの中で一人でも生きて行けるなんて勘違いしていたのが、この世界は小さな人同士の集まりで皆が支えあって励ましあって助け合い生きているのだと言う事を知る事が出来たように思えます。。これは本当に財産だと思っています。
自分がして貰って嬉しかった事や有難いなって思った事、反対にされてとても嫌な思いをした事、人間関係を通して自分自身が少し成長出来た様にも思えます。ホント、特にされて嫌だった事は絶対に人にしちゃイケナイって思いますよね。
他者との関わりの中で面倒な事もたくさんあります。でもその中できっと自分に返って来る何かがあると思います。その何かを自分の中に吸収し、また与えられるそんな人間になれたら素敵ですよね。自分を磨く為にも人間関係はとても大事だと思うのです。