2010年11月02日
うつもいろいろありますが・・・
焦りや不安の高まり、理由のない悲しみ、そうしたものがたびたび現れて、そのまま沈んだ気分が続いて行ってしまうとしたら、それはもううつと言っても良いでしょう。
うつになると何事もやる気がなくなります。(着替え、洗顔、食事など日常の一切)また、眠っても、すぐ目覚めてしまったり、逆に、なかなか起きられず、昼近くまで寝ていたりといったことも起こります。
頭痛、肩こり、胃痛等といった体の慢性的な痛みはうつではよく見られるものです。それのみならず、目の疲れや、耳鳴り、めまいなどといったものが見られることもよくあります。
そして、うつの特徴としては普段の行動で、物事の段取りがうまくできなくなったり、体の動きが緩慢になったり、口数が減ったりするということがよく見られます。それに加え、物覚えが悪くなったり、計算が遅くなったりといったこともよく起きてきます。
しかもまた、こうしたことがもっと悪いものを引き起こすこともあります。うつになると、自責の念や、周囲に対しての申し訳なさなどが生まれてきて、それがさらに、自傷行為や、自殺へと至ってしまう場合もあるのです。
そしてまた、几帳面だったり、生真面目だったり、完璧主義的だったりするような人はうつにかかりやすいということで、注意をした方が良いのかもしれません。
さらにはまた、優柔不断だったり、責任感が強かったりして、そのためになかなか人に対して断るということができない人がうつにかかりやすいと言えるのではないでしょうか。
そしてまた、うつの状態に陥るきっかけとなる環境的なものにはさまざまなものがあります。それは例えば、肉親の死、出産、火事などで大切なものを失うこと、職場や学校での人間関係の変化、失恋、大病、事故やけが、破産、リストラなどといったものです。
例えば、結婚、出産、昇進などといったおめでたいことでも返って、うつの原因となってしまう場合もあります。それが重荷になったり、それに順応できなかったりするような場合です。
そして、うつのときというのは、精神が弱って、気持ちが萎えていたりしているときなので、はっきりとした決断や、選択を避け、自分を追い詰めないようにすることが大事です。
とはいえ、うつの状態から逃れようとして、すぐに状況や環境の変化を求めようとするのは間違っている場合が多いのです。例えば、転居、転職、離婚などをしてみても、むしろ結果としては悪くなっている場合がよく見られます。
なぜなら、うつが本当に治っていない場合、そうした状況や環境の変化は一時的なものにしかならないからです。そしてまた、もとの状態に戻ってしまうだけだからです。